これから要注意の季節です。
それはインフルエンザです。
先日宍道湖畔で死亡していたコブハクチョウから
変異したウイルスが検出されたとのこと。
新種ウイルスという事になりますから
鳥たちは抗体を持っていないことになり
鳥にとっては致死的なウイルスと言えるでしょう。
今後こういう変異ウイルスが次々出てくると
そのうち人への病原性を持つものが出てくる可能性が出てきます。
先日レントゲン検査で胃内に骨と思われるものが写った症例がいました。
何の骨だろうと思って飼い主さんに確認したところ
「犬の傍に死んだ小鳥がいてそれを食べたかもしれない」
これを聞いた瞬間背筋がゾッとなりました。
この時期に死んだ鳥、となるとインフルエンザの可能性を考えます。
もちろん違う原因かもしれませんけど
そしてもしそのウイルスが変異した新種ウイルスだったら?
犬への病原性があるとしたら?
まして人間への感染の可能性は?
一般の人はここまで考えないでしょうけど
獣医師ですのでズーノーシスには敏感になります。
杞憂で終わればいいんですけど
ただ、皆さんも鳥の死骸を見つけても
決して素手では触っちゃダメですよ。
絶対に。
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