使っているうちにいつかはそうなります。
胆嚢摘出手術時に使用する「超音波乳化吸引装置」がついに壊れました。
今年に入ってから、使用には問題がなかったんですが、水漏れが酷くなり
そろそろかなぁ、と思っていたんです。
ただ、この機械がなかなかの価格で
壊れたからと言ってすぐに買い換えると言う
簡単には意気込めないところでした。
しかし今年になって、メーカーが製造販売を終了すると言う
連絡が入ってきてまして
なくても手術は出来るけれど
あった方が安全かつ短時間に手術が出来る
さあ どうする?
結局、購入しておきました。
そうそう簡単には壊れないだろうけれど
いざというとき使えなかったらそれこそ困ります。
胆嚢摘出手術の症例が今後少なくなっていく状況なら
無理して買うこともないんでしょうけど
それは絶対にない、と思ってます。
それどころか、特に年々難しい、厄介な症例が増えてきています。
そんな時にこの機械がないと手術時間もさることながら
動物の体に与えるダメージも大きくなるのは容易に想像できます。
また、稀ではありますが肝臓の切除手術もあります。
この手術でもこの機械があると低侵襲手術が可能です。
約300例以上をこの機械を使って行ってきました。
当院で採用してから約8年ほどになります。
薄氷を踏む思いの手術もありました。
あっという間に終わった手術もありました。
これからはPART?の機械が出動します。
私が現役でいる間は頑張ってもらいたいものです。
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