院長 / つぶやき / 2018.12.21 16:59

もし気付いているなら早く処置をしてあげましょ。

歯周病は、毎日歯磨きをする人間ですら70％以上の人が罹患すると言われており
基本的に歯を磨かない動物が歯周病になってしまうのは当然と言えば当然でしょう。

歯垢が付着する→歯石になる→歯周病
だいたいこういうパターンですが、歯周病になると口臭がありますが
それが進行すると歯肉が腐ってきますので強烈な臭いになってきます。

いわゆる「肉が腐った臭い」と言うやつですが
実際に口を開けると思わず顔を背けたくなるような臭いです。

ここまでの臭いになっているとほぼ例外なく抜歯処置が必要となります。
抜歯は可哀そう、と言う方が今でもいますけど
腐った歯をそのままにしている方がよほど可哀そうだと思いますが。

健常な歯を抜くことは基本的にはありません。
ただ病的な歯はそのままにしておけば
顎の骨を溶かし、血中に細菌が侵入して内臓障害を起こすこともあります。
そうなってから慌てて歯を抜いても覆水盆に返らずとなりますね。

大事になる前に定期的な歯の処置はしておいた方が
結局、動物の体にとってもお財布に取っても
有益だと思いますよ。

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