岡本動物病院

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院長のブログ

食性とは

院長 / つぶやき / 2019.4.16 20:55

個人が決めることじゃないです。

ネットのニュースからなんですけど
ベジタリアンやビーガンの方が飼育している犬猫の
わずか数パーセントらしいですが
動物にも菜食主義とさせているとのこと。

ベジタリアンでもビーガンでもそれは個人の自由なので
他人があれこれ言うことはありませんけど
動物の食性は人が決めることではないです。

草食動物でも肉食動物でも彼らは
最初から最後まで食性は一貫しています。
人に教えてもらうわけではなく。

草食動物である牛に対して
成長を促進すると言う目的で
高蛋白食として肉骨粉を混ぜて与えてのは人間です。
その結果、海綿状脳症と言う恐ろしい病気が牛に蔓延し
終には地球上全てに広がってしまいました。
更に恐ろしいのはこの異常プリオンは
加熱しても死なず、と言うかそもそも生物の基準から外れていますが
動物種の壁を乗り越えて、人間にも感染します。
この愚を振り返ってみれば食性を無視することの脅威は容易にわかりそうなものです。

犬や猫に野菜・果物だけを与え、動物性蛋白質を与えないと言うことが
体にどれだけの悪影響を及ぼすか。
それを知りたければ勉強して受験して獣医学部獣医学科へ入学してください。
そしてそこで比較解剖学から始めて生理学・生化学を学んでください。
そうすれば簡単にわかるようになりますよ。
ネットのように簡単に手に入れることのできる情報だけでは足りません。
時間とお金をかけて自分の頭に正しい理屈を叩き込んでみましょう。

日本にはいませんが、アメリカには科学的に手作り食について教えてくれる
専門家がいるらしいですから、大学へ行かずにアメリカに行ってみるってのもいいですね。
タダで教えてくれるとは思えませんけど。

手間暇かけて集めた情報でも時代とともにドンドンアップデートしていきます。
常に意識を集中して情報を集めてみましょう。
そうすれば犬猫には何を食べさせればいいのかがわかってくるはずです。

理論の前には個人の意見は全く通用しません。
「そりゃ お前が言うだけだわ」と一蹴されます。
それが学問と言うものです。

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