内容も濃く難しい話も色々ありましたが
講師、参加者共に熱の入った講義となりました。
途中質疑応答があったんですが
その際のやり取りの中で「なるほどさすが」と感心したことがありました。
皮膚病のセミナーですから当然「食事性アレルギー」も話題の中心になります。
その対処方法は投薬によるコントロールよりも食事内容の変更が一番重要です。
つまりアレルギーの原因となるものを与えない、と言うことです。
食事内容・食生活がとても大切だ、と言うところから始まっているんだろうと思いますが
講師・質問者共に使っていたのは
「食事」と言う単語で「エサ」と言ったものは誰一人としていませんでした。
こんな小さなことが実は大きな意識の差だと思うんです。
食事性アレルギーですから原因は口に入れるものに決まっています。
それを重要なことと考えれいればこそ「食事」と呼びますし
決して「エサ」とは言わないんです。
これは当院でも同じで、スタッフにはエサという単語は絶対禁止、と最初に話します。
過去には何度注意してもエサと連呼する子がいましたが
そういう子は当然中身の成長はありません。
たかがそんなこと、と思っているような病院スタッフは必要ないですし
これからの時代はどこの病院でも必要とされないでしょう。
たかが、じゃないんです。
とても大切なことなんですから。
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