テレビでよく聞くフレーズですねぇ
今朝のワイドショーでは「夫婦別姓」について
『夫婦同姓が強制されているのは日本だけだ』
とノタマウ弁護士がいました。
それだけならまだしも
『遅れている』とか『残念ながら』など
最近この手の海外との比較を持ち出して
あ〜だ こ〜だと言う話を聞きます。
まあ、夫婦別姓については
既に日本にある法律に基づいていりゃ良い訳ですから
そちらで議論をしていただければ幸いです。
さて、私の土俵では海外と日本との違いは有るのか?
色々あります。
例えばアメリカの場合。
個人的に気になっている相違点は
FDAという組織が有ることですね。
ここは人の薬・食品の安全性を審査する機関で
それだけなら日本にも同じような組織が有るんでしょうが
FDAは動物用の薬・フードも対象です。
以前あるメーカーのドッグフード、キャットフードを食べた犬猫が
全米で多数の死亡例があったということを受け
FDAで検査したところ食中毒菌が検出され
メーカーに対して回収と販売停止命令が出されました。
その時そのメーカーの製品は日本でも販売されていましたが
こちらでは「何にも」ありませんでした。
何にもと言うのは言いすぎかな。
メーカーからは一枚の紙っぺらが回ってきまして
「自主回収するからよろしく」ってなことが書いてありましたね。
それで終わりでしたから、アメリカと日本では
天と地ほど違うな、と思いました。
この点は日本もアメリカに見習って欲しいもんだと思います。
ちなみに日本ではペットフードに関する法律は
1つだけしかなく、それも「原料を全部記載すること」と言うだけです。
中に何を入れてはいけないとかそういう規制はありません。
なんだったら食中毒菌を入れてはいけないというわけでもないです。
それは言い過ぎかもしれませんが
過去には「鶏肉を使った」製品と謳って有るにもかかわらず
調べてみたら「白身魚」を使ってたなんてこともありました。
その当時は原料表示義務は無かったので
それに比べりゃましかな、と言うところです。
先日ネットのニュース記事を見ていたところ
ドイツでは犬にリードをつけない、と書いてあり
「へぇ〜」と思い記事を読み進んでみました。
ドイツでは、犬を飼育する際には必ず訓練レベルのことを
犬と飼主に対して習得する義務があるようで
それをクリアにしなければならないということのようでした。
そして犬を飼育するに当たっては税金が課せられており
それも決して安くはない金額でした。
そもそもヨーロッパと日本では
動物に対する意識がまったく違います。
これは歴史上の問題でしょうから今更どうしようもないと思いますが
狩猟民族にしてみれば犬はパートナーでしょう。
フランダースの犬のネロとパトラッシュの関係性はヨーロッパならではだと思います。
これに対して日本は農耕民族ですのでいわゆる家畜と言うことになり
現代では家族の一員だとPRしきりですが
それが全体にいきわたるにはまだまだ時間がかかるだろうなと思います。
でもドイツのような状況がいいのかな、と言うと
まあ、理想的では有ると思いますが日本でそれを期待するのは
100年経っても無理じゃないのと思います。
でも税金導入ってのはアリかな、と思います。
地方税として大阪のある都市でペット税について議論がありましたが
結局途中でしおれてしまいました。
もっともそれは税金を導入する理由が飼主さんの猛反対にあったからだと思います。
法律論に関しては専門家に任せるしかないですが
責任を持つと言う点では税金という制度もありかな、とは思います。
もっともそうなれば我が家にも犬2頭、猫1頭いますから
ドイツ並みの税金制度があれば、飼育頭数が多ければ多いほど
税率が上がりますので、ちょっと・・・となるかもしれませんね。
海外の国にもそれぞれ歴史があり現在が有るわけで
それは日本のそれとはまったく違います。
よそはよそ、うちはうちと言うのは基本であっていいと思いますし
よそのほうがいい、というのはちょっと話が飛びすぎかなと思います。
だって隣の芝生ってのは綺麗に見えるモンですから。
それに私はこの国が好きですので
この国はこのままでいいとは言いませんが
日本ならでは、と言う点は残して欲しいと思います。
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