とんでもない医者の事件ですねぇ
新型コロナワクチンについては個人個人で色々思うところはあるでしょう。
そもそも強制ではないのですので、どうするか?は
自由に決めていいと思ってはいますが
今回の件はさすがに「何考えてんの?」のレベルです。
このニュースを見ていた息子が
「医者になるぐらいだから頭いいのにねぇ。何考えてんだろ」
と言ってまして、それを聞いて私としては
医者になるには国語、算数(以下省略)が出来れば大学は入れるんだから
その学力と医師としてのレベルはイコールではないよ、と。
そしてココが一番の問題なんですが
「ウイルス学と免疫学はとても難しい」
これに尽きると思います。
実際私の学生時代の話をしておきましょうか。
微生物学、細菌学は私自身結構得意でした。
しかしウイルス学に至っては苦労の連続でした。
その根底にまずもって根本的な問題がありまして
私はカタカナが苦手です。
高校自体も世界史は壊滅的でした。
カタカナ名詞を覚えられなんです。
最近の場合は日本語もあるんです。
例えば「大腸菌」など、だから覚えるに苦労はあまり無かったんですが
ウイルスはほぼ全て「カタカナ」です。
ウイルスの構成要素もほぼカタカナでしたので
それはそれは暗記するにとてつもない苦労をしました。
どういうわけか分かりませんが記憶回路に乗っからないんですよね。
そんなこんなもあり、というかカタカナが苦手だからということだけでは
もちろん無いんですけど
ウイルス学はとても難しかったです。
実際試験になると顕著になりますけど
どこの大学も同じだと思いますが
60点が単位取得のボーダーラインになっていると思いますが
ウイルス学は暮らす平均でも60点なかったですよ。
80点とってたら回りから天才扱いでしたから。
私はというといつもギリギリ60点でした。
1回50点台をとってしまい、「まずい・・・再試験だ」と落ち込んだこともありました。
免疫学は微生物、細菌学のところで習いましたが
講義をしていた教授がとても優しい方で
「将来そっちのほうに進む人以外は免疫学に本気で向き合っちゃダメ。
頭がパニックになるからね」と
基本中の基本だけ教えてくれてました。
それは知識と言うより国家試験対策として、と言うレベルでしたね。
だから学生時代は免疫学に苦手意識は持たなかったんですが
実はちょっと色気を出して免疫学を突っ込んでみようとしたことがあったんですけど
教授の金言でした。
さっさと撤退しましたから。
難しいと一言で言うのはちょっと違いまして
とても複雑なんです。
色んな要素がとても複雑に絡みあってきますから
自学でどうこうなるものじゃない、基本から丁寧に教えてもらわないと無理!
と感じましたね。
と言うことで現在の私のウイルス学のレベルはギリギリ基本的なところまでで
免疫学に至っては素人さんよりはまし、のレベルです。
専門家の説明を聞いて何となく理解できるレベルと言うのが正しいかもしれません。
長々とこんなことを書いたのは
医師であれ獣医師であれ国家資格を持っているといっても
ウイルス学や免疫学といった専門中の専門的知識を
全ての人が持っているわけじゃない、と言うことです。
だから今回の医師のやらかし行為も
本人さんが言うには「ワクチンは危険だと思った」という
個人の意見は自分の病院でそれを実践すればよかったんじゃないですかね。
「ウチは新型コロナワクチン接種は行いません」
そう明言しておけば良かったんだと思いますよ。
ただワクチンに絡んでおけば、今回もおそらくそれが目的だったんでしょうけど
お金がもらえますからね。
生理食塩水を打って書類を偽装したわけですけど
それでお金を受け取っているわけですから
詐欺罪で捕まっているんです。
患者さんが中和抗体を調べなきゃばれなかったかもですけど
ワクチン接種後の抗体値が0.1以下となれば
「それ接種してないよね」
ってバレバレですから。
それに東京の病院なのに東京以外の都道府県在住の人に
証明書を交付するなんてのもありえないでしょう。
東京以外からわざわざ個人開業医のところに出かける
しかもコロナ禍の中を、ですから。
まあ、こんなことをしてしらを切れるほど
世の中甘くないってことでしょうね。
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