岡本動物病院

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院長のブログ

水と食事

院長 / つぶやき / 2022.9.16 21:48

どちらに重点を置きますか?

結構多いんですけど
「水を飲んでいるから(食べていないけれど)大丈夫」
と言っている人がいます。

水だけ飲んでいて安心するというのは間違いで
食事は食べているけれど水はあまり飲まない、というのが理想です。

水に固執する人の考えは
「脱水症状にならないこと」
というのが一番のようですが
動物の場合、脱水症状を起こす大きな要因は
下痢・嘔吐そして食事を食べないことなんですよ。

下痢や嘔吐がなくても食べない状態が脱水状態を起こすということです。
この間水だけ飲んでいるというのは
すでに脱水しているから、なんです。

そもそも脱水というのは体の中の水分がなくなっている状態です。
下痢や嘔吐で水分が体からなくなって脱水状態になる、というのは誰しも理解できるでしょう。
しかし食べないと脱水状態になるということをぜひ覚えておいてください。

また水はどれだけ飲んでいてもカロリーは「0」です。
栄養価値は0であるということです。
毎日水だけ飲んでいる状態では体の栄養はどんどんと焼失します。

院内でもよく口にしますけど
「この地球上の生物で物を食べずに生きられるものはいないよ」
「ただしグソクムシは例外」と。

食べることが生きていく上での必要条件です。
水はその次のことです。

また食べる量が日に日に落ちていき
その代わり水を飲む量が増えていくというパターンが
病的状態では一番多いと思います。
これを確認するには
水と食事を同時に目の前に出して
どちらを先に口にするか、でわかります。
正常であれば先に食べてからその後に水を飲みます。
空腹は体が正常であればそれに反応しますが
喉の渇きは我慢が出来ませんから
空腹であっても先に水を飲みます。

日常の中での異変に気付くことが出来れば
重症化や手遅れという最悪の状態にならず治療が出来ると思います。

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