エコー検査の時のことですね。
エコー検査はその機械の特性により器具(プローブ)と皮膚が密着していないと綺麗な画像は得られません。
そして密着度を高めるためにゼリーをたっぷりと付ける必要があります。
プローブと皮膚の間に空気があるとその部分にはエコービーム(超音波)が通りません。
これがエコーの特性です。
そのため毛を綺麗に剃り、ゼリーをたっぷりと付ける必要があるわけです。
たまに他院でエコー検査を受けたけれど「異常ない」と言われていた事例で
こちらでエコー検査をしてみると明らかな異常所見が得られることがあります。
そういう事例ではまず例外なく剃毛がされていません。
それでは正確な画像は見えないでしょうから必然的に誤診をしてしまいます。
エコー検査も無料ではないですし、検査費用を請求するわけですから
きちんと正しく検査をしておかねばダメでしょう。
適当に、は絶対にダメです。
剃毛することに飼い主さんが抵抗するというのも聞いたことはあります。
都会ではそういう事例が結構多いとも聞きますけど
正しく検査するには必要なことなんですよ、という説明をしておけばいいのでは?と思います。
もちろん剃毛する際には出来るだけ美観を損なわないよう
左右対称にそして不自然にならないように気を付けています。
きちんと剃毛してから検査する、というのがエコー検査の基本ですので
飼い主さんもその点はご理解いただきたいと思います、が
当院ではこれまで剃毛することに拒否されたことはないんです。
エコー検査にご理解とご協力をいただける飼い主さんばかりで
本当に助かっています。
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