岡本動物病院

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院長のブログ

ちょっと怖い話

院長 / つぶやき / 2014.4.8 14:07

今日のネット ニュースから、です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140408-00050094-yom-soci

一般的にはあまり馴染みのないことかもしれませんが、ひょっとしたら名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれませんね。
私は大学時代、北海道にいましたので、耳にタコが出来るほど聞かされていましたし
非常に「身近」なことでした。

この寄生虫がなぜ怖いのか?と言うと、単純ですが「人に感染る」からです。
元々、北海道に生存する「キタキツネ」の病気として知られていました。
キタキツネというのはドラマ「北の国から」で蛍が「ルルル〜」と呼び寄せていた見た目は愛らしいあの動物です。
実際にキタキツネはどこにでもいますし、そこかしこにいます。
大学の構内でも普通に歩いてましたし、アパートの近所でもよく見かけました。
そして彼らは人を全く恐れませんので、すぐ足元を平気な顔して歩いてます。

そして人への感染は北海道では随分前から知られていました。
そのため道内の医者はすぐに診断できたようです。
しかし、本土の医者は馴染みのない病気ですし、まして寄生虫疾患ですから
ほとんど初対面の病気でしょう。

ずいぶん前になりますが、テレビで「東北地方に住む男性」が体調が悪いと言うことで
病院をあちらこちら回って、挙げ句の果てに「肝臓がん」の疑いがあるとなり
手術、そして抗がん剤投与を受けていたけれど、さっぱり良くならないと言うことで
北海道大学医学部を受診し、そこで初めて「エキノコックス症」であることがわかった、なんてのを放送してました。
病院へ行けばわかるだろう、と思われるでしょうけれど「初対面の病気」はなかなか診断を付けるのは容易じゃありません。

そして、ちょっと前になりますが「ムツゴロウさん」でお馴染みのどうぶつ王国が浜中町から
東京へ大移動するということがありました。
その際には沢山の動物が移動してくるということで、当然のことながらエキノコックス感染・保有の可能性があるということで
全頭駆虫薬投与を行った、なんてこともあったようです。

本来は北海道の風土病であったのですが、青函トンネルが開通してから東北へ侵入して来たと言われています。
そして今回の本州中部への侵入の原因は、と言うと、私の聞いたところでは・・・
北海道旅行の際に同行させた「犬」が、北海道で感染してそのまま気づかずに持ち帰ったのではないか、と言うことでした。
そうなると、日本中至る所へ拡散したと考えていいかもしれません。

寄生虫ですので、感染経路は把握されています。
闇雲に恐れる必要はありません。
ただ、寄生虫という昔からいるモノに対する知識と警戒心は持っておいたほうがいいでしょうね。

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