院長 / つぶやき / 2017.12.3 23:02

もうね、なんと言ったらいいものやら・・・

今日、所用で岡山へ行ってまして、時間があったので美観地区を散歩してました。
あちこちを歩き回って、大体全部見て回ったかなぁと思った矢先

ん？　何か違和感があるな…と思って前方を見ると
小さなものが動いてまして、視野のピントを合わせてみると
小ぶりのヨーキーがちょこちょこと歩いてました。

最初はおもちゃが動いているんだと思ったんです。
でも生きてましたね。
しかも、ノーリードで。

短い尻尾を丸めこんでちょこちょこと歩いていたんです。
周囲は日曜という事で大変な人の数でしたし
時折車も走ってました。

そんな状況で犬が一人ぼっちで歩いていたので
飼い主はどこや！！！と周囲を見ると
犬の視野方向前方に、どう見ても還暦過ぎのジジイが
後ろを振り返り「こっちに来いよ」と犬を呼んでました。

この大馬鹿たれが・・・

そうですよ。
このジジイが飼い主でした。

よくもまあ、こんな状況で放し飼いが出来るもんですねぇ。
あれだけ人が雑多に歩き回っている状況で
足元なんて誰も注意を払いませんよ。

蹴られる
踏まれる
最悪、車にひかれる。

そうなることを全く想定できない
しわなし脳みそなんでしょう。

そもそも法律違反ですが、こういう輩はそれを指摘すると
必ずこう言い返します。

「なんだ　その　言い方は」

もうね、決まり文句なんですよ。
これしかボキャブラリーがないんです。

今まで何度もこのセリフを聞かされたことがあるんです。
しかも一言一句全く同じです。

こちらが敢えて注意するなんて
くそ馬鹿馬鹿しいことですので
今回はちっと大き目な声で

「放し飼いすんなや　くそじじい！」

と口から出ましたが、聞こえたかどうかはわかりません。

この飼い主がどういう人か知りませんし興味も全くないですけど
美観地区はこの人の持ち土地ではないでしょうし
法律を犯しても許される立場にはないでしょう。
まして小さなヨーキーを危険にされる権限もないです

もしも誰かがこの犬を傷つけてしまったとしたら
このジジイはなんて言うんでしょうね。
悪意なく突発的な事故に巻き込まれてしまった
アンラッキーな人に対してなんて言うんでしょう。
せっかくの休日に楽しく観光地に遊びに来ている人の
心を傷つけてもてめぇの都合を優先するんでしょうかね。
「なんてことをするんだ！」などと言わないでしょうかね。
もしも怪我をしてしまった犬を抱きしめて
「ああ　可哀そうに」
などとふざけたセリフを吐くんでしょうか。

海水浴場や花火の会場でも
同じような光景を見たことがあります。
自分らしか目に入らないつるつる脳みその持ち主は
ほんの少数ですがどこにでもいますね。

私はあまり外に出歩くことがないので
見かける機会はきっと少ないんでしょうけど
こういう光景を見るにつけ
「あなたはこの小さな命を守らなければならない存在なんだよ」
「でもあなたは命そのものを危険に晒している」
「その危険な可能性を想像することが出来ないというのは『人間』だとしたらありえない」
こんなことを思います。

人間と他の動物の違いを知ってますか？
たくさんあるんですが、最大の違いは「脳」ですよ。
犬が賢いと言っても知能レベルは人で換算すると
3歳児レベルと言われています。
だから一人では道路を渡らせられないんですよ。

人間であるならば未来を「想像」することが出来ます。
チンパンジーの場合、5分先を想像することができるそうで
危険を回避することが他の動物よりも「出来る」そうですね。
でも人間には敵わないんです。

人間はずっとずっと先のことを想像できるんです。
その結果が「死後の世界」まで広げてしまったと言われています。
だから天国とか地獄とか転生とかまで行くのだそうで
そういうことを考えるのが得意ではないですが
いずれ寿命が尽きて此の世を去るんだなぁとは思っています。
人工知能がどれぐらい先を読めるのかわかりませんが
人間のように「想像」が出来るんでしょうかね。
もしもそれが出来たとしたらロボットも将来を悲観したり
夢に胸を膨らませたりするんでしょうか。

飼い主がもしも人では無かったらどうしようもないですけど
見た感じでは私と同じ人間に見えましたから
知能レベルはさておき少なくとも犬よりは上でしょうから
小さな命を守ることは出来るはず、だと思います。

そんなの関係ねぇ　と言うのは
ギャグだから許されるフレーズですよ。

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