そんな時期になりました。
つまり花粉症です。
動物の花粉症は人の場合と違って鼻水・くしゃみではなく
咳が多く時に皮膚症状まで出ます。
一見して花粉症だという診断をつけるのは難しいんですが
経過を詳しく聞き取ることで診断します。
ただ気をつけないといけないのは
心臓性の咳と感染症の咳ですね。
これらであった場合でも花粉症の治療薬で反応しますから
誤診してしまうと後々大事になります。
猫のアレルギー性気管支炎は
かつては「猫喘息」と言われていました。
いったん咳をすると連続して出ますので
本人さんは相当苦しいと思います。
レントゲン検査で胸部を見てみると
パッと見は転移性肺がんか?と思うほどひどい場合が多いですね。
花粉症の根本治療は難しいんですが
症状の出る時期がある程度予測できるので
そろそろかな、と思ったら心の準備をしておいて
あわてることなく対処すればいいんです。
大体は春と秋ですので
この時期になると咳をするとか
体をかゆがるとか言う場合には
花粉症を疑ったほうがいいでしょうね。
ただ、アレルゲン検査はお勧めしません。
費用がかかるだけですから。
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