見たことはありますよね?
でも実際に使ってみたことない、と言う人が多いでしょう(当たり前ですね)。
聴診器は価格によって性能が全く段違いですが
耳にぴったりはまらないとダメなんです。
イヤホンを想像してもらえばわかりやすいでしょうか。
ただイヤホンと違うのは、聴診器は音を聞き分ける作業が必要だということです。
それゆえ聴診器を使っている時は耳のみならず頭も使っていますので
要するに集中しています。
性能の良い聴診器だと耳にはめるだけで外の音がシャットアウトされます。
その状態で集中してるわけですから、外の音は聞こえません。
ここまでが大前提です。
診察中、聴診器を使うことはたくさんあるんですが
飼い主さんの中には聴診を始めた途端に話しかけてくる人がいます。
声がしているのはわかりますが、言葉を理解するまでは聞いていません。
脳は聴診器から流れてくる心臓や呼吸音などに向いています。
そんな状態で会話が出来るわけないんですよ。
テレビや映画では聴診器を使いながら患者さんと会話をしているシーンを見ますけど
あれは全くのデタラメですからね。
もしも聴診しながら会話をしていたらそれは単に聴診をしていないと言うだけです。
ちなみに私が普段使っている聴診器は
心臓専用のものでちょっと特殊なものです。
獣医療域で使っている人はあまりいないかもしれませんが日本製で、超お気に入りのものです。
聴診器を使っている間は私へ話しかけられても返事は全くできませんので
その間は婦長とお話し下さい。
聴診が終わったら改めてお話しましょう。
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