なかなか決断するには難しいことではありますが
私は過去の経験から
「やらずに後悔する」
のはホントに後悔するので、やってみることにしています。
もちろんその後の結末には責任が伴います。
治療をする際に、原因が明確であれば
治療法に悩むことはありません。
しかしたまに原因特定が完全に攻略できないこともありまして
その時に「どうするか?」と悩みます。
病気によっては使えない薬、使わないほうがいいとされている薬があり
動物種によっては認可が取れている薬、取れていない薬など
制限が色々あります。
内科治療もこれだけ悩みますが
外科となるともっと悩みます。
例えば腫瘍性疾患の場合、どこまで切り込むか
完全切除が良いわけですから、可能な限り切り込みますが
正常組織と異常組織の見極めには集中力と経験が必要です。
胆嚢摘出も同様にどこまで切り込むかは
特に猫の場合には見えるところが少ないですから
勇気を持って撤退と言うことも考えなければなりません。
外科には「絶対」はありません。
ありませんが結果として100%を出さなければなりません。
99%ではダメなんですね。
勇気がいるんです。いろいろな意味で。
手術を引き受ける勇気。
手術を諦める勇気もあります。
ただ誰かがやらなければいたずらに時が過ぎるだけなら
後悔はしたくないですから
決断しなければなりません。
まあ、カッコいい事かいてますけど
決断はほぼ直感です。
「最初に感じたことが正解」
何となくこれが真理だなと思ってます。
| comments (0) |
このサイトはjavascriptを有効にしてご覧ください。また読み込みにお時間がかかる場合がございます。
当院は診療料金を現金の他、クレジットカード(VISA・MASTER)、WAONで支払いいただけます。
※支払い回数は1回のみです。
※WAONのチャージはできません。