岡本動物病院

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院長のブログ

大型犬お断りって

院長 / つぶやき / 2023.4.18 17:28

大型犬、受難・・・なんでしょうか。

今年に入ってからこんな電話が時々かかってきます。

「そちらは大型犬でも診察してもらえますか?」


いや、当然しますですよ、なのですが
なんでそんなこと聞かれるのかな?と最初は意味不明でした。
しかしそれからちょこちょこと同じような電話がかかってくるようになり
大型犬お断りなんていう病院があるのかなぁ、と。

実際に来院した飼い主さんに聞くと
「去年までは診察してたけど今年からは辞めた」と言われたとのこと。

体力的なこと?と思いましたけど私も今度の誕生日で還暦です。
さすがに若いころのようなパワーは出ません。
20代の頃は30kgクラスのシェパードを小脇に抱えて歩いてましたけど(笑)
今は絶対に無理ですね。

大型犬の診察の場合、飼い主さんに求めることが多くなります。
まずきちんとコントロールできる人が一緒に来てもらいたいということ。
犬が暴れた際にいうことを聞かせられる人がいないと
我々他人の言うこと聞くわけがないですから。
そもそも暴れないようにコントロールしてもらわないと困りますが。

例えば診察台の上にあげることができないようでは困ります。
そして台の上では少なくとも頭部のコントロールが出来ないと困ります。

これらのことは、特に大型犬を飼育する場合には必須だと思いますよ。
それが出来ないと散歩の際にも難渋することでしょう。

予防接種ぐらいのことなら簡単に出来るでしょ、と思われるかもしれませんが
こちらに敵意をむき出して攻撃してくるような場合
これは大型犬に限りませんけど、お互いに危険ですね。
こちらは針を持ってますので急に動かれるとどこに刺さるかわかりませんから。
狂犬病の集合注射の場合には診察台すらありませんので
飼い主さんには「首回りをしっかり持って抑えててね」と言いながら接種してました。

また診察となるとこれまたコントロールが必要なわけで
採血ぐらいならまだしもレントゲンやらエコー検査となると
じっとしてないと出来ませんので、どうしても暴れるようなら
鎮静処置をしてから、となりますけど
大型犬を鎮静かけると暴れはしませんけど

重たいんですよ。

手術の時などは麻酔をしますのでそうなるとホントに重たくて
手術台にあげるだけで疲れます。

ということで当院では大型犬だろうと診察を断ることはしませんが
最近はそういう病院が出てきたらしいので、相手を選んでていいのかねぇ、と思いますけど
人によってやり方が違う、ということなんでしょうかねぇ。

手術をしないという病院も増えてきているようですし
これからはそういう点でも病院選びは必要になってくるんでしょうね。
オールドタイプの私のような人間には、あれヤダこれヤダとは言えません。

とは言え当院も診療対象を犬猫だけにしてしまっていますが
これは時代の流れで、かつてのような対応では許されない時代になってしまって
それに乗れなかったから、なのです。
そこはご了承いただきたいと思います。

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