
というタイトルのネット記事を見てました。
色々書かれていましたが、その中で
「シニア期の診療をきちんとできる獣医師と関わっておくこと」
とありました。
確かにその通りだと思います。
高齢になると体の老化が目に見えてきます。
心臓病、腎臓病、関節炎、歯周病、癌など様々です。
人間と同じですよ。
その時に
「もう年だから」とか
「高齢だから手術はできない」とか
色々言い訳をする獣医ってのは相当数います。
当院にはそういわれて困ってしまって転院してくる飼い主さんが結構多くいます。
そんな時にいつも思うんですが
その獣医に聞いてみたい。
「あなたやあなたの家族が病院で医者にそう言われた場合、それで納得するのですか?」と。
人と動物は違う、と言うかもしれません。
でもこちらは獣医師であり、ここは動物病院です。
人が医師へ相談し、病院に行くのと同じく
飼主さんは動物を連れて動物病院の門を叩くわけです。
その時の「思い」は同じなんじゃないでしょうか。
もちろんすべての症例が治せるわけじゃありませんし
死を受け入れざるを得ない状況もあります。
治せずともできることはあるはずですし
死を迎えるにしてもその対処はあるはずです。
人によって考え方は違うでしょうが
獣医師である限り目の前の困難から目を背けるようじゃ
「先生」と呼ばれる価値はないと思いますし
仮にも国家資格を持った専門家ですから
レベルの差はあれどできることが「ない」ってことはないんじゃないでしょうか。
記事にもあったようにシニア期の動物にみられる様々な症状を
診たことがあり、診療したことがあり、治療したことがある
という経験がないといざというときに何の役にも立たない、なんてことになってしまう
そんな風にはなりたくない、とこれまで過ごしてきましたが
今でもなんでもできるわけじゃありませんし
そんな万能でもありません。
若い時は「スーパー獣医になる」なんて意気込んでいた時もありました。
まあ、現実は甘くないことも知らされるわけですが。
それでも自分に出来ることはしようと思いますし
これからもそうし続けたいと思います。
諦めるのは癪に障ることなので
少しだけでも役に立てればそれでいいかな、と思ってます。
まあ、人それぞれ、ってことかもしれませんがね。
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