岡本動物病院

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院長のブログ

やはり・・・ね。

院長 / つぶやき / 2026.3.5 09:19

犬の避妊手術時期についての論文が公表されたようで。

生後6か月未満での避妊手術はその後の尿失禁リスクが高くなるということでした。
これは昔から言われていたことで、私の記憶では特に猫でそのリスクが高いという認識でしたが
今回の研究内容は犬についての調査でしたね。

結論としては生後7〜18か月の間、この間の適切な時期に行うがよろしい、ということでした。

よく「生後6か月になったら避妊(去勢)手術をする」ということがまことしやかに言われ続けていますが
それに対する科学的な根拠を示してのデータということになろうかと思います。

そもそも6か月というものがどうして出てきたか、ということについて
私もこの業界長いのでこの話の1から10まで承知していますけど
長くなるので割愛します。

メスの避妊手術の是非についてですが
元々は「不要な子犬を作らないこと」というのが大前提で始まってます。
妊娠出産は結構なことではありますが、生まれた子犬の行き先を考えなきゃね、ということです。
結果、生まれたはいいけれど引き取り手がないということで野に放たれたり
保健所で殺処分されたりということが問題となりました。
それならば子犬を産ませないようにしましょう、ということが避妊手術ということです。
次に手術を受けるメス犬の健康管理という点も重要です。
加齢により卵巣・子宮の病気やそれに関わる病気の発生リスク(乳癌など)を抑えるという目的があります。
また定期的あるいは不定期に訪れる発情出血に対するわずらわしさからの解放ということもありますね。

そして手術をするのはいいけれど、いつするの?ということですが
「今でしょ」というタイミングがいつなのか、ということで
手術に関してのリスクと将来のことを踏まえたメリットとデメリットを
天秤にかけて、なおかつ飼主さんを踏まえた飼育環境のことも加えて
手術の時期を決めるというのが理想だと思います。
単に6か月になったら手術、ということではないとずっと言い続けてきました。

今回の研究はネット上でも見ることができますので
(私もそれで知りました)
興味のある方はググって見てください。

病気の治療のための手術ではないので、急いでするものではありません。
適切な時期を見て実施する、ということが大事です。

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