このセミナーが今日広島でありましたので行ってきました。
従来のものと比べると明らかに違うのは「動物専用」であることです。
我々獣医師は人間用・動物用の両方の薬を使うことができます。
人間用を使う場合には、大学などの研究機関がその有用性を調べてから
その結果が公となって我々末端のモノが使うようになるのです。
今回の麻酔薬は注射薬ですが、開発が21世紀に入ってから、ということですから
非常に新しいものです。
そして、従来のものと比べても副作用が少なく、安全性が高いようです。
特に当院では、高齢動物・重病持ちの手術症例が多いですから
こう言う麻酔薬が出た、というのは非常にありがたいですね。
いつも、自信を持って手術を行って来ましたが、一抹の不安というのは必ずあるわけです。
ただ、それを表に出すことは一切しませんでした。
私が不安そうな態度を取れば、飼い主さんはもっと不安になるでしょう。
そんな時には「武士は食わねど高楊枝」と自分に言い聞かせてました(笑)
しかし、今回の麻酔薬はその不安を取り除く一手になりそうです。
早々に購入してみます。
ただ、手術の結果はこれまでと同じですよ(笑)
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