岡本動物病院

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院長のブログ

猫の慢性腎不全

院長 / つぶやき / 2014.5.9 21:19

当面は脱水症状の改善が主体になりますが・・・

そうなると「皮下補液」を行うようになるんですけど
これが大変なわけです。

イメージとしては「植物に水をあげる」という感じでしょうか。
植物は水分をあげないと枯れてしまいます。
慢性腎不全では、体の必要な水分が尿として出てしまい
結局体は脱水して水分不足となります。
それを補うために水分補充が必要なんですが
口からの補給だけでは足りないわけで
口以外、すなわち「点滴」が必要となります。
血管からの点滴は即効性はありますが持続性がありません。
また時間がかかるので基本的には入院が必要となります。
しかし、ほぼ生涯にわたって水分補充が必要ですから
いつまでも入院・通院となると費用がかかりすぎます。
となると残る方法は「自宅で飼い主さんが皮下補液を行う」ことになります。

連休前に1件、そして連休明けに1件慢性腎不全の猫が来院し
それぞれ自宅での皮下補液を行ってもらうこととなりました。

最初の猫は他院を受診しており、約1週間の入院処置を行ったあと
週に3回の通院が必要と言われたようです。
当院では結果として自宅での皮下補液を提案し、実施してもらったところ
「活発になり食欲も出てきた」と言うことでした。
もう1件は9年前に別件で手術をしたことのある猫でして
それ以来、ということでしたが検査の結果重度な腎不全と判断しました。
しかし、活動性がそこまで悪いようにも見えなかったので
自宅での皮下補液を提案したことろ、食欲も徐々に出てきたということでした。

いずれも飼い主さんの英断が必要となったわけですが・・・
と言うのも皮下補液となると「針を刺す」作業が必要なわけで
一般の方にとってこれが最大のハードルでしょう。
自分の可愛い猫に針を刺すなんてとんでもない、と思われるのはこれまた普通の感情です。
しかしそこを乗り越えてもらわないとできないわけですから
私がアドバイスするのは「気合です!」の一言です。

えい!という気合で行わないと、グズグズしていると出来るものじゃありません。
その気合は「猫を元気にしたい」という飼い主さんの熱意によって支えられているのではないかと思います。
ぞれぞれ16歳と20歳の高齢猫ですが、出来るだけ長生きしてもらいたいと思ってます。
それぞれの飼い主さんにはもう一つの話をしました。

「現在当院で自宅皮下補液を行なっている飼い主さんがもう一人います。
この方がそれを行うようになって4年経ちますが、現在も元気に暮らしてます。
ちなみに現在20歳です。これからも我々は精一杯のフォローをします。」と。

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