岡本動物病院

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院内セミナー 

院長 / つぶやき / 2014.11.25 16:52

今日は「アトピー性皮膚炎の新しい治療方法」について
メーカーさんから院内セミナーを行いました。

これまでアトピー性皮膚炎の治療法は
1:ステロイド剤
2:免疫抑制剤
3:インターフェロン療法
などがありました。

今回の新しい治療法は「減感差療法」というもので、アレルギーの元となる物質を
ごく少量ずつ体内に投与してアレルギー反応を起こさせないように体を慣らしていくというものです。

治療法自体は昔からあるのですが、今回犬用ということで初めて認可をとったものです。
この治療の反応率は65%程度ですが、ステロイドや免疫抑制剤と比べて副作用の発生率が少ないことと
インターフェロン療法ほど費用がかからない、ということが特徴でしょうか。

アトピー性皮膚炎自体は珍しいものではありませんが、問題なのはパッと見ただけでわかるような病気ではないということです。
先日も他院からの転院事例で「アトピー性皮膚炎だ」と言われていた犬がいましたが全然違いました。

アトピー性皮膚炎を診断する際に、どうしても検査しなくてはならない項目があります。
そして今回の治療薬を使用するにあたってもこの検査をしてからでないと使えません。
従来の治療方法が広く作用するのに対して今回の治療薬はピンポイントで攻めますので
その標的に間違いがないかどうかを調べる必要があるのです。
そしてこの治療薬を使うにあたって事前にその検査を行うのですが
メーカーさんからその検査キットも販売されていますので、無駄なく効果的に治療を行えますね。

ただ、アトピー性皮膚炎に限らず、皮膚炎は長期戦です。
場合によっては一生治療が必要な場合もあります。
また普段の生活、例えば食事管理やシャンプーあるいは着用する衣類まで手をかけないといけません。
色々な事を「変更」しなくてはいけなくなりますので、飼い主さんには病気に対する知識をしっかり持ってもらうことが重要なんですね。

『痒いと痛いは本人しかわからない』

私が作った言葉ですが、的を得ていると思いますよ。
アトピー性皮膚炎はアレルギー反応ですからものすごく痒い病気です。
その痒みから開放してあげられるかどうか、とても重要なことだと思いますね。

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