後先考えて行動しなければとんでもないことになるんです。
友人が公園で食事をしていた時
周りにハトやスズメなどの鳥が集まってきたそうで
それを聞いた時に
『絶対に食べ物を与えちゃいけない』
と伝えました。
するとある年配の方は
「食べ物を与えてこそ共存である」と言ってたらしく
これこそが危険の入り口であることが
その方には想像できないんだな、と思いました。
人間が何かを食べているのを見て
鳥や動物が近寄ってくるのは
親愛の情ではなく
「俺らが生きてくため」
ただそれだけで近づいてくるだけですが
自分が飼育しているわけでもない動物に
安易に食べ物を与えたらどうなるか、と言うのは
全国各地で多大な問題を起こしているという事を知るべきです。
北海道の知床では、観光客が食べ物を与えてしまい
野生動物が道路や人間の傍に出現して大問題となっています。
港や海辺ではトンビが人の食べ物を奪い取ることもありますし
大阪の田舎では猿が人を襲っています。
野生動物との共存と言うのは
人が餌付けをすることではありません。
それをすることで動物の生態と行動に
人間が介在してしまうことになり「
彼らの生活パターンが崩れます。
ハトやスズメなどの鳥に餌付けをしていた団塊世代の男性が
逮捕され裁判沙汰になりましたが
共存を口にした人はこの事件を知らないんでしょうか?と
いささか不思議に思いました。
一時の感情で野生の動物に関わると
その人は「一度だけだからいいじゃないか」と言うかもしれませんが
動物の側はそうは思いません。
「また」と考えますから、その場所に来た
別人にも近づいていきます。
そして食べ物をくれないとわかると
場合によっては奪い取る、または襲い掛かるという事もします。
その人は何もしていないのに、その前に「たまたま」与えた人のせいで
怪我をするかも知れません。
一度しかしないのであれば「一度だからいいじゃないか」と考えるのではなく
何もしない、と考える方が賢い考え方だと思いますよ。
一度したのであればずっとし続けるだけの覚悟を持ってやるべきです。
野生動物との共存については全国各地で大きな問題となっています。
個人的には「お互いが関わらないこと」が共存だと思ってます。
互いの領地には入らないこと
それぞれが独立した生活をすること
そして決して干渉しないこと
これまでの歴史ではそうやって来たはずなんですから。
「ちょっとぐらいならいいじゃないか」と思っている方へ。
それはあなただけの思い込みです。
相手もそう思っていると思ってるんですか?
そういう考えだと
「自分の事しか考えていない人だね」
と言われるわけです。
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