院長 / つぶやき / 2017.10.23 16:54

よく聞かれますので。

まず、獣医になるにはどうすればいいか、ですが
こちらはとても簡単です。

獣医系の大学に入学し、6年間勉強して
国家試験に合格すれば獣医に成れます。

ただ、獣医系大学に入る所が一番高いハードルでしょうね。
国公立・私立合わせて16校しかありません。
（四国に出来れば17校目ですね）
獣医は理系ですので、数学、理科は出来て当然なんです。
私立の場合、合否に関わるのは多分英語です。
国公立であればセンター試験がありますので
文系科目も得点しなくちゃダメですね。

偏差値で言えば今は最低レベルの大学でも60以上だそうですので
相当頑張らないと「狭き門」ですね。

ただ大学には入りさえすればあとは何とかなる・・・はずです。
進級できないとか単位が取れないなどと言うのは論外ですが
国家試験の合格率は90％です。
10人受けて9人受かります。
ただ1人は確実に落ちます。
その「狭き門」に入らないようにしないといけませんね。
また大学で国家試験合格率はだいぶ違います。
伝統的（？）に低い大学もありますのでね。

そして動物看護師ですが、こちらは国家資格と言うのではありません。
専門学校もありますが、別にそこに行かなくちゃダメ、という事もありません。
団体で独自に試験、免許発行と言うのをやっているとこもありますが
その団体が認定しているだけ、という事なのでそんな免許はあってもなくてもどうってことないです。
ということですので、結論から言えば
動物看護師はいつでも、だれでもなれますよ、となります。


しかし、大事なのはそういうことではなく
現場で仕事が出来るのか、という事です。

獣医の免許を持っていれば獣医ですけど
正しい知識、技術を持たなければ、ただの獣医さんです。
動物看護師も同じです。

「いい獣医師・動物看護師」を目指すのであれば何が必要か？

ここを聞かれれば答えは１つです。

「好奇心を持ち続けられるかどうか」

この意味はかなり深いです。
文字通りしか受け止められないのであれば真実はいつまでもわからないでしょう。

ヒントを出すならば
「あなたが獣医師（動物看護師）を目指した時のキラキラした思いを持っていた時のことを思い出してごらん」
そしてもう１つ
「５Ｗ１Ｈが頭にあるか？」ですね。

勉強だけ出来ても「良い獣医師」にはなれません。
動物が好き、というだけでは「良い動物看護師」にもなれません。

アドバイスをするとすればこんな感じです。

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