岡本動物病院

お問合せは0852-31-6119まで

院長のブログ

良い食事とは

院長 / つぶやき / 2017.10.25 22:58

嗜好性で選ぶのはダメです。

良い、と言うのは「体に良い」と考えるべきでしょう。

体に良いもの、と考えるならば
人間なら、自分ならどういうものを選びますか?

肉が好きな人は「肉」と答えるかもしれません。
魚が好きな人は「魚」と答えるかもしれません。

では天然ものと養殖ものならどちらを選びますか?
旬なもの、と言うのはどうですか?

例えば野菜なら
春に筍を食べるのはどうしてかわかりますか?
冬に白菜を食べるのはどうしてかわかりますか?

すべての物事には理由があります。
原因、と言ってもいいでしょう。

なぜ、糖尿病になってしまったんでしょうか?
メタボかな?と言う段階で何か努力や工夫をしましたか?

虫歯になってしまったとき、歯科医で治療をうけますが
その時にブラッシングについて教わるはずなんですが
その後その時に習ったことを励行してましたか?

食性というのは誰が決めたんでしょう。
人間が決めたんではないことは明らかですね。

ライオンが肉を食べるのは人間が決めたことではないですね。
牛が草を食べるのを決めたのも人間ではないですね。

もしも牛が肉を食べたらどうなるか知ってますか?
最近はトンと聞かなくなりましたが、牛海綿状脳症という病気があります。
これは羊の『肉骨粉』を牛に与えたことによって感染してしまったという病気です。
つまり牛に肉と骨を与えたしまったことが原因です。
それによって羊が持っていた異常プリオンが牛に感染してしまったんです。

こんなバカなことをやらかしたのは誰でしょう?

牛が羊を襲って食べたんじゃないですから
やらかした犯人は人間です。
とんでもないことをやらかしてくれたもんです。
おかげで牛の体内に入り込んで感染成立した異常プリオンは
牛の肉を食べることで人間に感染できる機会を得てしまいました。

公的機関は認めていないようですけどね。
でも実際に牛の肉から異常プリオンが感染して
発病後死亡した人は世界中にいます。


ドッグフードからメラミンが検出されたこともありました。
ドッグフードから食中毒菌が検出されたこともありました。
ドッグフードが原因で発育途中の犬の骨が屈曲してしまったことがありました。
ドッグフードが原因で肝機能障害を起こした犬がいました。
おやつが原因で急性低血糖を起こした犬がいました。
おやつが原因で黄疸が出てしまった犬がいました。
キャットフードが原因で下部尿路疾患になってしまった猫がいました。
キャットフードが原因で心筋症や黄色脂肪食になってしまった猫がいました。

こういう事実もあるんです。

犬にはドッグフードを、猫にはキャットフードをと言うのは正しいんです。
でもそれぞれ質の良いものと悪いものが厳然と存在します。

もしも体に悪いものを選んだらどうなるんでしょう。

普通の飼い主さんなら「できるなら病気になんてならないで」と願っているはずです。

ではどんなものを選んだらいいんだろう?
そういう時のために獣医師がいます。

普通の獣医師は飼い主さんと同じく
「出来れば病気にはならないで」と
「出来れば怪我をしないで」と
「出来るだけ元気で長生きして」と思っています。

| comments (0) |

コメント

コメント投稿

【必須】



【必須】

  • トップページ
  • 診療について
  • 当院のご案内
  • 診療時間&交通アクセス
  • 避妊・去勢手術について
  • 検診のご案内
  • スタッフ紹介
  • お知らせ一覧
  • ニュースレター
  • お問い合わせ

院長のブログはこちらから

読み込み中・・・

このサイトはjavascriptを有効にしてご覧ください。また読み込みにお時間がかかる場合がございます。

Calendar

<< 2024年05月 >>

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
690-0015 島根県松江市上乃木4-29-21 Tel:0852-31-6119 (診療時間) 午前 9:00〜12:00 午後 4:30〜07:00 (休診日) 休診日は、日・祝日です。 (注)水曜日午後は手術日としており大きな手術を行っています。水曜日午後と夜間は電話が留守番電話に切り替わります。

当院は診療料金を現金の他、クレジットカード(VISA・MASTER)、WAONで支払いいただけます。

※支払い回数は1回のみです。
※WAONのチャージはできません。