岡本動物病院

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院長のブログ

冬のカビにご注意

院長 / つぶやき / 2018.1.28 22:16

ちょっと前なら夏場の病気でしたけどね。

最近は年中発症が見られるようです。

原因としては圧倒的に「敷物」です。
これが不衛生になっているためと思われます。
要するに「定期的に洗濯しましょう」ってことですね。

敷物には動物の毛、皮脂が付着します。
それが動物自体の体温が加わってカビが増殖するようです。
また敷物の材質も問題です。
安価で入手しやすいのでフリースを使う人が多いんですが
フリースやアクリル、ナイロンなどは静電気を発生させる素材です。
この静電気によって元々薄い動物の皮膚は損傷して
そこが感染源となるようです。
また皮膚に感染を起こしているカビ自体は
ほとんどが非病原性なのですが
これがどこからやってくるかと言うと室内にいるんです。
タイルの目地や水回り、あるいは観葉植物の植木鉢にも存在します。
なのでカビを室内から無くしてしまうことは無理です。

という事で対策は、と言うと・・・
1:敷物は定期的に洗う。
 とはいえ毎日ではなくてもいいですよ。
 それでも3〜7日おきには洗った方がいいでしょうね。
 洗い方は洗濯機を使用するのがベストですが
 たらいやバケツを使って漬け置き洗いでも可です。
 洗剤は普通のものでいいですが、香りの強いものは避けましょう。
 柔軟剤も同様で香りの強いものはダメですよ。
2:材質を選ぶ。
 木綿やスエット地のものがいいですね。
 これらは静電気が発生しにくいですから。
 ちなみにベストなのは絹ですけど・・・これは無理でしょうから。

とは言え全ての動物で感染が起こるわけではありません。
元々の問題があるんです。
それは「乾燥肌」ですね。
皮膚の免疫系の損傷が起こっている場合にこういうカビの感染症が起こりやすいです。
なので皮膚の保湿も考えてやりましょう。
これの対策は・・・
1:保湿剤入りのシャンプーを使用する。
 これは市販のものではなく動物病院で販売しているものの方がいいです。
2:皮膚用のサプリメントを与える。
 いろんな種類がありますから皮膚のコンディションにあったものを選んだ方がいいです。

いったんカビの感染が起こると治療には時間がかかります。
なるべく感染を抑えましょう。

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