岡本動物病院

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院長のブログ

この時期毎年ありますが

院長 / つぶやき / 2018.5.23 12:51

それはフィラリア予防についての問い合わせです。

一番多いのは、5月に入ると「もうフィラリア予防はじめないといけませんよね?」という問い合わせです。
『い〜え まだ早いですよ』と返答するわけです。

フィラリア予防と言うのは学術的な原則があるわけです。
予防期間と言うのは以下の通りです。

『蚊の活動開始から1か月後から開始し、蚊の活動終了1か月後まで』

つまり西日本であれば、概ねどこも同じでしょうけど
5月に入ると気温が上昇してきますので蚊が出てきます。
蚊が吸血するのは平均気温が16〜18℃以上になってからですので
5月の頭の時期の蚊はまだ本格的な吸血は出来ないですね。
ちょうど今時分から蚊の吸血活動が活発になるんです。
開始時期はここから1か月後から、という事ですので

『6月に入ってから』

これが学術的常識です。

『蚊が出はじめたらすぐに予防開始』と言うのは大間違いなのです。

まだまだ説明しようとすればいくらでも書けますが
きりがないのでここらで終わりましょう。

問い合わせで次いで多いのは
「犬を連れて行かないとダメなの?」

フィラリア予防薬は法律上「要指示薬」となっています。
平たく言えば「診察することなしに処方してはならない」薬なのです。
予防薬処方時の診察とは「体重測定」と「血液検査」です。
これらを行ってからでないと処方は出来ません。

「検査するという事は余計にお金がかかるんじゃないの?」
これも多いんですけど、検査料と言うのは原則「有料」です。当然です。
これ「は余計な」ものではなく「診察の一環」ですよ。
それをしないと処方が出来ないんですから検査は必須です。

検査方法は各病院でバリエーションが色々あります。
大方は血液検査ですね。

「1回分はいくらなの?」
これもありありですが、これは各病院によって費用は違います。
これを聞かれるのはとてもいいことですね。
ただ薬1回分の費用だけを聞くと、検査料の話が出ないかもしれませんから
「全部でいくらなの?」と聞いた方がいいかもしれませんね。


犬の病気は星の数ほどあれど
唯一フィラリアだけが100%予防可能な病気である、ということ
これだけはお伝えしておきたいですね。

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