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院長のブログ

コロナウイルス

院長 / つぶやき / 2020.2.14 16:24

今や世界中を席巻しておりますが

私は獣医師ですので人の方の事はわかりませんが
こちらの領域にもコロナウイルス感染症は存在します。

犬の場合
特に生後4か月齢以下で下痢を起こします。
同じく下痢を起こすウイルス感染症、パルボウイルス感染症とは
きちんと鑑別をしなくてはなりませんが
いずれも小腸粘膜で増殖し障害することで下痢を起こします。
ただパルボと違ってコロナの場合は症状は軽症です。
しかしコロナウイルスは、例えばショップで犬を購入した際に
すでに感染していることが多く
随分前にメーカーが東京にある大きなショップに協力を頼み
陳列されている子犬を検査したところ
ほとんどの子犬がコロナウイルスに感染していたと言うことがありました。
ただし下痢などの症状はほとんどの子犬で見られなかったと言う事でした。
それでワクチン開発となったわけ、らしい、んですが
ただすでに感染している子犬にワクチンを接種しても意味がないですから
「いつ接種するの」と言う非常に明確な問題があるわけです。
ちなみに成犬の場合はウイルスに感染してもほぼ無症状ということで
仮に症状があったとしても軽い下痢が数日、と言うだけで
放置していたら治っちゃったというパターンが多いです。

問題は猫の方です。
こちらはコロナウイルスが体内に入ってから変異をして病原性を発揮します。
今問題になっているCOVID19はすでに変異しているウイルスが感染しますので
ココがちょっと違います。

コロナウイルス自体はどこにいるの?と言うことが問題かと思いますが
少なくとも私が習ったのは「そこらへんにいるよ」でした。
病原性がほとんどないので割とどうでもいい、と言う扱いでしたね。

要は「変異する」ことで病原性発揮と言う事なんだと思います。
猫の場合は猫の体内に入ってから変異すると言う特徴があり
これもまたすべての猫で起こるわけではないんです。
「たまたま」と言う偶然なんです。
ただし体内で変異したコロナウイルスは猫にとっては致命的な症状を起こします。
これが「猫伝染性腹膜炎」というものです。
しかし「伝染性」と言う呼び名ではありますが
猫から猫への感染は容易には起こりません。

先日読んでいた資料に、猫伝染性腹膜炎について
感染初期の段階で使える薬の紹介がありました。
変異したウイルスが細胞内に侵入する経路を阻害するらしいんですが
これって今のCOVID19では使えないのかなぁと思いつつ読んでました。
その薬と言うのも特別なものではなくどこの動物病院でもストックがあるはずのものです。
用途はウイルス感染治療薬じゃありませんが。

エイズ治療薬を使ったらよくなったとか
経過観察中とか報道がありましたが
それよりもこっちの方がいいんじゃないの、と思ってみたりします。
少なくともこちらの薬は当たらなくても大きな副作用はないはずですから。

COVID19は世界中を巻き込んで大騒ぎになっています。
同時に世界中の研究者や医療関係者も治療や検査に躍起になっています。
早くに終息することをただただ祈るだけです。

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