高齢猫の場合、頭に入れておかなければならない疾患の1つです。
とは言え、最初その話を聞いた時には一度も診たことがなかった(気づかなかっただけとも)ので
そうなの?という感じでした。
セミナーでのことでしたが、講師曰く「かなり多い」ということでしたから。
その後院内で甲状腺ホルモンの測定が出来るようになって
(機材を購入したため)
これは、もしかして、と思う症例で検査してみると
なかなか当たらないわけです。
もっとも症例を実際に診たことがないわけですから分かるわけがないんです。
その後他院で診断されている猫を診察する機会があって
それからようやく「なるほど、こういう症状なんだ」というのが分かってきて
教科書と照らし合わせていくと様々な臨床症状があることが分かり
今では稟告から大体わかるようになりました。
そういう状況で、院内で検査が出来るというのは非常に有利です。
リアルタイムで結果が分かりますから。
あの時、思い切って購入してよかった、と思ってます。
決して安い買い物ではないですけど。
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