先日の京都でのことです。
久しぶりの対面式セミナーだったのでとても楽しみにしていました。
また講師の一人が私の大好きな先生だったのでこれまた楽しみでした。
講義内容は「聴診」についてで、これはとても重要であると同時に
奥が深く簡単には身につかない技術です。
そして休憩中、喫煙所にいたところその先生も入ってこられまして
ちょっと話をさせてもらいました。
今日の講義の内容はどうでした?と聞かれ
これはとても大事なことですよね、と返答。
それから時間がなかったので短い間でしたが
私はちょっと盛り上がったなと思います。
私は普段から高度な検査もいいけれどその前に視診・聴診・触診が大事だと思ってます、といったところ
うんうんと頷きながら、それと問診もね、と言われました。
嬉しかったですね。
大学の教授であり、今回のセミナー主催者でもあり
心臓病・腎臓病の権威の方と話が合いました。
大学病院と我々のような一時診療とでは
やること、できることが違います。
でも決して一時診療が劣っているとは思っていません。
一時診療であるからこそできること、気づくことはあるわけで
ほとんどの症例は我々が対応できるものです。
その中で稀にどうにもできない症例があり
それは二次診療にバトンタッチとなるわけです。
何でもかんでも丸投げは飼い主さんにとっても動物にとっても良くないと思いますね。
もちろん高度な検査のことも知識としては知っておく必要はあります。
でも日常診療においては基本的なことから対応し
院内でできる限りの検査をして診断、治療と進んでいくのが常道だと思います。
これまでそうしてきましたしこれからもそうありたいと思いました。
そんなことをしかと認識できた京都のセミナーでした。
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