
手術器具を使った後にきれいにしなければなりませんので。
ただこれがなかなか難しく
手術器具に付着する汚れは
血液とか体液、そして脂肪などがありまして
要はタンパク質と脂肪を除去しなければならないわけです。
以前は内視鏡洗浄に使用される、特にタンパク質除去に効果がある
という洗浄液を使っていましたが、これがなかなかに高価で・・・
また脂肪除去に台所用洗剤「JOY」を使ってみたこともあるんですが
これ、動物性脂肪は取れなかったです。
ある専用品扱いのサイトで購入したものをしばらく使っていたんですけど
浸漬、ブラシでゴシゴシ、超音波洗浄機と手順を踏んで洗浄してましたが
どうも脂肪がきれいに取れませんで悩んでました。
サイトのお勧めというだけじゃ信用ならん!と思い立ち
ググってみましたよ。
そしたら思った以上に種類が多く、あぁ〜用途によって色々あるわけねと
今更ながら納得して、吟味に吟味を重ね
これで行ってみよう、という商品を購入して早速使ってみました。
まずは浸漬。
いつも30分ぐらいは浸漬しておくんですが
初めて見ましたが、液が白く変色してました。
これ、脂肪だよね、と。
今まだなかなか取れなくて苦労していた脂肪がどうやら分解されたようです。
一応タンパク質メインの洗浄液のはずだったんですけどね。
ただ浸漬だけではきれいには取れていませんで
その後ブラシを使ってゴシゴシしてみると
手で触って確認するとつるつるになってました。
そして最後に超音波洗浄機に器具を入れて
さらにその中に洗浄機を入れて洗浄しました。
最後に水洗いをして終了です。
取り合えず今回の商品はなかなか良かったです。
ただもっといいのがあるかもしれません。
次回購入時には別のものを使ってみようかな、と
思ったりしてます。
私にとって手術器具は消耗品ではありますけど
大事な商売道具です。
ハサミ1つとっても色々使いますけど
やはりお気に入りというのがあります。
それは長く使いたいわけで、何なら壊れるまで使いたいんです。
開業した当時に購入したハサミ、メッツェンバウム剪刀というのがありまして
国産メーカーのもので、決して高価なものではなかったんですが
10年以上使い続けて、ハサミのカシメの部分がガタガタになりました。
それじゃ切れないでしょ、と思われるかもしれませんけど
手術のハサミというのは紙を切るようにチョキチョキとはしません。
角度を作って押して切るんです。
だからカシメ部分がガタガタでもしっかりと組織は切れます。
これは以前シェフをしている友人に聞いたことがあるんですが
ステーキ肉をカットする時に使用するナイフはいわゆる包丁のような切れ味はなく
フォークとの角度で切る、と言ってました。
これと同じです。
組織をチョキチョキと切ると多分まっすぐ切れないんですね。
押切の場合だとまっすぐに切れます。
手術器具はステンレス製品なので基本的に錆には強いんですが
とは言え血液や脂肪がきちんと取り除かれてないとなれば
腐食することもあるでしょうし、何よりも不潔ですね。
ご家庭で使用する食器が洗ったのにぬるぬるのまま使うってのは気分悪いでしょう。
それと同じですね。
ただきれいに洗うとなるとブラシでゴシゴシだけよりも
機械洗浄も併用したほうが、ブラシの届かないところまできれいになります。
これって歯ブラシと同じことで
何となく手でゴシゴシした方がきれいになる感じしますけど
今どきの電動歯ブラシの性能は手磨きを超えてます。
ただ何ごともきれいにするためのグッズ選びは難しいですね。
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