岡本動物病院

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院長のブログ

またウイルス感染症についてですが

院長 / つぶやき / 2024.11.21 10:03

次から次へと続きますねぇ。

先日島根県内の養鶏場で鳥インフルエンザが発生し大量の殺処分が行われました。
そしてつい先日でしたが隣の鳥取県で野鳥の糞から鳥インフルエンザウイルスが検出されたとのニュースがありました。
幸い付近の養鶏場で鶏の死亡事例はないとのこと。

前々から危惧してますけど松江にある鳥がたくさんいる施設で
鳥インフルエンザウイルスが入ってきたらとんでもないことになるな、と。
これはどこの動物園でも同じです。
万一そうなるとすべて殺処分となるかもしれません。
動物園などには貴重種もいますからねぇ。
とは言え例外は認められないでしょうから普段から隔離して飼育していると思います。

そして今度は牛のウイルス感染症ですけど
ニュースになる前に大学時代の友人で大動物獣医師が某SNSで
先んじてこのことを書いてました。

「ランピースキン」というんですが、水分久しぶりに聞きましたね。
大学時代、多分国家試験の勉強中にこの感染症のことを覚えたような記憶があります。
どんな病気だったっけ?というレベルの知識しか持ってません。
九州で見つかったらしいですけど、元々国内で発生するような類のものじゃなかったような気がします。

牛がらみでは口蹄疫という法定伝染病が発生して大騒ぎになりました。
これも殺処分になるんですよ。
ただ相手が牛ですから大きいわけでこれの殺処分となると大変な重労働です。
また殺処分した後は穴を掘ってそこに埋めるんですけど
重機でもって深く大きな穴を掘らなきゃなりません。
埋葬する土地の確保も大変です。

ウイルスという微生物に人類は勝てません。
過去の歴史を見ても唯一封じ込めに成功したのは天然痘ウイルスだけです。
私の世代以上の人は肩のところに種痘の跡があると思います。
これが予防接種でした。
封じ込めに成功してからはこの接種は無くなりました。
ただこのウイルスだけなんです。
後は全敗と言っていいかもしれません。
ウイルス感染症に対しては感染しないこと、発病後速やかに症状が改善すること
つまり予防接種と治療薬しかありません。
この2つが揃っているものであれば戦えるということです。
でも完全勝利とはいえないかも、ですね。
インフルエンザでも亡くなる方は後を絶ちませんから。

目に見えない小さい生命体に人類は勝てないんです。
でも世界中の科学者は何とかしようと頑張ってると思いますよ。
だから新しいものが次々と開発されてますね。
そういう研究にはしっかりと予算をつけて科学者を守っていただきたい。

これはもちろん国に対する要望です。

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