岡本動物病院

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院長のブログ

獣医師と医師

院長 / つぶやき / 2025.5.13 09:52

「どっちがなりやすいか」なんていうネット記事がありまして。

なりやすい、というより大事なのは「本当になりたいか」ってことだと思うんですけどね。
単に偏差値で比べてもしょうがないと思いますし、勉強が出来るからといって獣医師、医師として存在できるかってのは
全く別の話だと思います。

まあそれはさておき。
漠然と知ってはいましたが、それならということでちょっと調べましたところ
獣医師、医師になるにはそれぞれ獣医学部、医学部の大学に入学しなければ始まりません。
偏差値はいずれも高いと思います。
私が受験したところはそこまでではなかったと思いますが
ちょうど卒業の頃に獣医系大学の偏差値が爆上がりというのは聞きました。
まあ、いずれにしても受験して合格点を取らないと入学できないのは同じことです。

そして、大学がどれほどあるのか、ということなのですが
多分ほとんどの人は知らないと思いますのでちょっと調べてみました。

まずは獣医学部のある大学。
国立 10校
公立 1校
私立 6校
合計17校
そして医学部のある大学。
国立 50校
私立 31校
準大学(防衛大学だそうで) 1校
合計82校

単に数字だけ見れば獣医系の方が数が少ないですから「狭き門」と言えるかもしれませんね。
ちなみに私は私立の大学で北海道にある「酪農学園大学」というところの出身ですが
大学の敷地に入るところに門がありまして
これが通称「狭き門」と言われてました。 興味のある方はググってみてください(笑)。

そして入学後はどちらも6年制です。
今のカリキュラムはわかりませんけど

私の時の話をすると、1年生の時は一般教養だけで、大変つまらなかった記憶があります。
2年生の、確か後期からだったと思いますけど専門科目が始まったと思います。
最初は解剖学だったような気がしますが・・・
3年生になると実習が始まります。
午前中は講義で午後は実習という感じで、たしか週に4日は実習だったと思います。
講義は90分授業でしたので、午前中には2科目でした。
午後の実習は1時から始まりますが、終わるのは・・・未定です(笑)。
まあ「終わったら終わり」という感じでした。
今はそうではないと思いますけど、実習によっては日をまたぐこともありましたね。
特に繁殖学実習は典型的で、その日に終わればラッキー、ぐらいでしたので
繁殖学実習のある日はもう覚悟してましたね。
「今日の目標 今日中に帰る」と。
私の学年は「修士積み上げ式6年」という最後の学年でして
4年で一旦卒業しまして4月からは大学院へ進学というのが規定でした。
その制度を利用して大学院を他の大学に行った同級生も数人いましたね。
もちろん他大学の場合は受験しないといけませんが。
同じ大学なら受験はありません。

なので卒業式もありましたが、参加してたのは数人だったと思います。
私も暇だったので卒業式出ました(笑)。
とは言え全くの普段着で(ジーパン姿ですね)。
形だけではありますが4月から大学院進学でそこから2年経過して
6年間のカリキュラム終了、となります。

ちなみに大学4年卒業で「学士」という肩書になります。これは他の大学も同じですね。
そして大学院は卒業とは言わず「修了」と言いまして、肩書も「修士」です。
この上は博士になります。
ということで私の学年は「最後の修士」でした。
1年後輩には「君たちは学士 僕らは修士」とちょっと意地悪なこと言ってましたね(笑)。

まあ肩書はど〜でもいいんです。
大事なのはここからです。
獣医も医学も6年間終了したら国家試験があります。
これに合格しなければ獣医師、医師としての資格がありませんので
大学を卒業したところで、まあ意味がないわけです。
言い換えればこの資格を取るために大学に行ったわけですから。
もっともこの資格を必要としない職業に就く人間も稀にいるようで
例えば東京大学の獣医学部の国家試験合格率は・・・低いです。
これは獣医師免許が必要ない職業に就くからでしょうね(多分)。
想像ですけど東大の人たちは国家公務員になる人が多いんじゃないでしょうか。
いわゆる霞が関に行かれると思いますので、獣医師免許無くてもいい、のかな?
よくわかりませんが、合格率が思いのほか低いのは昔からです。

獣医師国家試験の合格率は、案外高くて
私の頃は合格率は概ね90%でした。
酪農学園大学は国家試験合格率が高いことで有名でしたので
私が受験した時は95%ぐらいで全国平均を上回ってましたね。
ただ最近は合格率がかなり落ちていると聞きまして
昨年と今年の合格率を見ると80%台でした。
ただ全国平均も私の頃よりも落ちているようで、何が原因なんでしょうね。

そして国家試験に合格して現場に出ていくわけです。
職種は色々ありまして、私のような「小動物臨床」もいれば
牛や豚などの産業動物対象の「大動物臨床」もあります。
また動物園や水族館、サファリパークなどもありますし
公務員は国家公務員と地方公務員がいます。
また製薬会社などの研究職に進む人もいますし
専門分野に特化した人は大学などの研究職へ進む人もいます。
医学部も概ね同じような感じじゃないでしょうかね。
もちろん動物園は行かないでしょうけど。

長々と書きましたが、こんな感じです。
獣医師と医師、どっちがなりやすいかということの答えにはなってないですが
単に数で言えば医学部の方が大学の数は多いので
獣医学部より有利かもしれませんが
偏差値は医学部の方が上でしょう。
とは言え獣医学部も結構高いらしいので
いずれに進むにしろ「勉強する」ことですね。
勉強しないで「なりたい」と言っても大学入れませんから。

将来獣医師、医師を希望する人へ。
獣医師として働きたい、医師として働きたいという意思をもって
しっかり勉強して大学に入学して
6年間しっかり学んで、国家試験合格して
そして現場に出てください。
そこからがホントの勝負ですから。


早く生まれてて良かった…というのが本音ですけどね(笑)。

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