他院からの転院事例ではほぼ例外なく。
「痩せてますね」
と言うと「ホントですか!」と言われます。
痩せていることは事実なので伝えているわけですが
他院では「太らせちゃいけない」と言われていたという方が多いです。
確かに肥満はよくないです。
でも痩せているのもよくないです。
脂肪は悪いもの、ではないわけで
私がよく言うのは
「贅肉」っていう言葉を使いますが
贅沢な肉(脂肪)があるということは
体に「余力:体力」があるということなのです、と。
理想は「ちょいぽちゃ」だと思ってまして
これは実は実証されています。
痩せているか否か、触ればわかります。
背中の骨が容易に触れることができる
あるいは肋骨の骨が容易に触れることができる、ということは
「痩せている」ということです。
いわゆる「骨が浮いている」というやつです。
自宅でも誰でもできます。
猫の場合は背中ではわかりません。
猫は背中に脂肪がつきませんので。
その場合は両脇をもってそのまま持ち上げてみます。
胸のラインからお腹にかけて「洋梨」のようになっていれば
贅肉がついていると判断できます。
その洋梨ラインが、胸の横幅と腹部の横幅を比較して
腹部が2倍になっていれば太っていると言っていいでしょう。
その場合、立ち姿はお腹の皮膚が垂れ下がっているでしょう。
体重の数値だけで痩せている、太っているかは言えません。
例えばチワワだからと言って3kgの体重はどうなのか、と言われてもわからないです。
3kgでも太っているのもいますし、痩せているのもいます。
要は骨格との兼ね合いです。
人でもそうですが「50kg」と言われても身長が分からないと何とも言えませんね。
身長が150cmなら、太っているとは言えませんがまあポチャぐらいでしょうか。
身長が180cmなら、痩せていると言えるでしょうね。
とは言え最近では筋肉の付き具合を考慮して判定することになっています。
先の50kgでも筋肉質の50kgなのかどうか、ってことですね。
まあ、人でも動物でも最終的には
「触ればわかる」ってことです。
| comments (0) |