
今テレビで放映されている「19番目の・・・」という医療ドラマご存じですか?
総合診療医ということがテーマになっているドラマです。
有名なのは千葉大学医学部病院ですが、以前テレビでこちらの病院の放送があり
集中して視聴してました。
総合診療医の診察は、ほぼ「問診」だけです。
患者の言い分を聞き、こちらが知りたい情報を質問して聞き
その中から重要なことをピックアップして診断へと導く、というものです。
何かというとすぐ検査、という時代が医療界にもかつてありまして
非常に問題視されていました。
その後改善はあったようですが、今獣医療がその同じ轍を踏んでいます。
相手が動物だから、しゃべらないから、などの理由だと思いますが
検査をして答えを出そうとするわけですが
これが間違っているとは言いませんが、正しいとも言い切れないところを感じます。
目の前の動物のことを一番よく分かっているのは飼主さんです。
我々獣医師は目の前に来た時、病院内でしか見ないわけです。
某大学の教授とお話した際にも「問診の重要性」を言われていました。
まずはそこから、というのが大事なことで
その中から何が問題なのかを頭の中でピックアップしてそして次へ進むのですが
その次に行うのは視診、聴診、触診です。
先日他院から転院してこられた飼主さんも仰ってましたが
「動物に触ってくれない」
これは獣医師として恥ずべき事だと思います。
確かに動物が暴れて触れないということもあります。
その場合は仕方がないとしても、相手は人の飼育下にあるわけですから
聴診や触診が出来ない、ということはわずかです。
各検査はそのあとのことになります。
そもそも検査は「確認作業」ですので
頭の中にある問題点が正しいのか間違っているのか
また程度はどれぐらいなのかを確認するために行います。
これらは私は大学時代に習いましたので
当たり前のこととして日々行っています。
多分どこの大学でも同じように教えているはずです。
問診にかける時間は決して無駄な時間ではないのです。
それだけで診断がつくということがあるわけですから。
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