
今回のセミナーでつくづく感じました。
今回のセミナーでは2つのテーマで講演がありまして
こちらが最も聞きたいと思っていたテーマでは
すっかり期待外れでした が
もう1つのテーマの方、正直こちらは全く気にもかけてませんでしたが
こちらが大当たり。
何が、と聞かれれば詳細は隠します(笑)が
薬の使い方が根本から覆りました。
というと大げさになりますね。
実際には10年近く前に一度アップデートはあったんですが
今回はそれがより詳細になりました。
思わず「えっ!」と声が出ましたね。
これは悪いことではなく全く逆でとても良いことです。
とある疾患の治療法にそれまで避けていた薬が安心して使えることが分かり
大きな武器を手に入れることが出来ました。
こういうことがあるからセミナー参加は必要なのです。
これはちょっと余談になりますが
講演終わりに聴衆からの質疑応答がありまして
その中の1つに
心臓エコー検査が自信がない、どうすればいいか?というのがありました。
これには演者と座長とも苦笑いしてましたが
とんでもないことで、現場の獣医師にとっては切実な悩みだと思います。
実際に心臓エコー検査は自信をもってできる獣医師の方が少ないと思います。
言い方は悪いですけど胡麻化しているところが多分にあると思います。
心臓疾患についてはその診断にはエコー検査は必須です。
しかしこれは技術ですので、いくら教科書を読もうが、ネットで検索しようが
絶対に身につきません。
座長の先生からはご自身の経験として
「高価なエコー検査機を購入し(優れた画像の見えるもの)、エコーの専門家に
手取り足取りで教わった」と仰ってました。
ちなみにこの座長の先生は内科学では国内トップの先生です。
その先生ですらエコー検査の技術を身に着けるには
ある意味「恥を忍んで」他人に教わったわけです。
教えを乞うた先生は、座長の先生のいわば教え子にあたる方のようですね。
そんな上下関係は無視しして、自分より、要するに下の人間に首を垂れることが出来る人こそ
本当に素晴らしい人だと思います。
質問者はこの先生の言わんとすることが理解できたでしょうか。
これを聞いて動くことが出来るでしょうか。
人に頭を下げて教えを乞うことが出来るでしょうか。
自分が下手糞であることを他人に知られても平気でいられるでしょうか。
これを乗り越えなければ技術を身に着けることはできません。
実際私もそれなりに努力しましたよ。
エコー検査機械も、もっと画質のいいものをとどんどん買い換えました。
これにつぎ込んだ費用は・・・考えると恐ろしいです。
現在使用しているものはそのメーカーのラインアップでは
最上位クラスものものです。
心臓を見るために犬用と猫用、別のプローブを装着しています。
ちなみにプローブ1本で新車の軽自動車2台買えますね。
1つの技術を身に着けるに、最短距離なんてないんです。
汗かいてべそかいて、それでも愚直に繰り返すしかないんです。
偉そうにするのは技術を身に着けてからにしましょう。
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