岡本動物病院

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院長のブログ

病気の判断は

院長 / つぶやき / 2013.8.25 22:46

症状があるのが「病気」でしょうか?

これ、案外と「深い」問題だと思うんです。

かつて、胆嚢炎がまだ病気とみなされていなかった時代がありました。
いろんなところのセミナーで「これは病気ではない」と散々言われてました。
今では徐々にその誤解は解かれていると信じたいですけど
全国津々浦々にその情報が行き届いているかというと、ちょっとどうなんでしょ?

胆嚢炎はエコーで確定診断可能です。
かつて「病気ではない」と言われていた根拠は「症状がないから」でした。
これは明らかにおかしいんです。
症状がないものは病気ではないというなら、初期のガンは病気ではないということになります。
いや、末期にならないとガンですら病気とみなされない可能性も出てきますね。

私は「正常ではないものは異常である」と考えており
症状は「ない」のではなく、「気づいていないだけ」と思ってます。

例えば、自分の体なんですけど、肘・手首の痛みが長期間あったので
先日病院で診察を受けました。
医者の言うことをそのまま書けば「原因不明」と言われましたよ。
触診・問診・レントゲン検査・血液検査をしましたが。

これは「行った検査には異常値(初見)がなかった」というだけのことで
原因が不明なのではなく、「調べた中では見つからなかった」だけです。
ちなみに「激痛」という立派な臨床症状があったんですけどね。

話しがずれました。
元に戻しましょう。

症状の有無については病気の状態によるだけと思います。
つまり「初期」「中期」「末期」ということです。

どんな病気でも初期ならば症状はない、あるいはあっても非常に軽いので本人が気にしないし
他人も気づかない、ということでしょうし
末期になれば、我慢の限界を超えるでしょうからあらゆる症状がでて苦しみます。

正常と異常の境界線は明確ではありません。
非常にファジーであり、不明瞭です。
しかし、そこを見抜かないと「見落とし」することになるでしょう。
さすれば、病気は進行して末期状態になってしまうかもしれません。

その微妙な違いを見極める。
このことを常に頭において我々は「診て」行かねばならないと思うんです。
動物は人間と違って言葉を話しませんが、体全体で訴えているんですよね・・・

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