昨日今日と隠岐の島へ恒例の往診に行ってきました。
今回は獣医師会が設立した動物病院もありますので、さてどうなるかな、と思ってましたが
想像以上に沢山の人が来られて一安心でした。
私が隠岐の島へ行くようになってかれこれ7年ぐらいになりますが
元々「隠岐には獣医がいなくて困っている飼い主がたくさんいる」という切なる訴えを受けて
それじゃあ、私でよければ参ります、ということでスタートしました。
昨年獣医師会が病院を作るということになり、私もそこで役員をやっていたのですが
どうにも妙なことが多々ありすぎて、獣医師会会長へ直談判を持ち替えたんですが
誠に見事な対応をされたため、とてもじゃないけれど一緒にはやれないとそこから手を引いたわけで
その後の状況は全くわかりませんでした。
かと言って、こそこそと情報を集めるなんてのも性に会いませんのでまったく「放置」してました。
それで今回そこを利用した飼い主さんからいろいろと話を聞かせてもらうことになったのですが
まあ、心配した通りのことが起こっていたようで・・・
個人的には隠岐の動物と飼い主さんのためには施設がきちんと機能することを期待してます、が
そのためにはきちんとしないといけない問題があります。
それは獣医師同士で完全に腹を割ってやらなきゃいけないことなんですが
そうは言ってもそれぞれが(私も含めて)お山の大将ですからうまくいきますかどうか・・・
今日の診療終わりには「これからも隠岐に来てください」と、誠に嬉しい言葉もいただきましたので
「もう 来なくていいよ、言われるまでは来ますよ」と返事しました。
これが7年という年月の結果なんだなと、帰りのフェリーの中でちょっとホッコリした気分になりましたね。
必要とされることはありがたい、と今更ながら感じます。
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