
ここでもしょっちゅう出しているネタですね。
今日、新しい血液検査機を導入しました。
今までのものでも良かったんですけど、今回の機械は「UPC」が測定できるということで
腎臓病の早期発見と重症度判別に不可欠の項目が測定できるようになります。
ただ、試薬の販売が12月中旬ということですのでもうちょっと待たないといけませんが
先行投資ということです。
機械を導入したあと、業者さんとあれこれと話をしていましたが
血液検査データを「読む」ことがいかに難しいか、ということで花咲きました。
エコーやレントゲンの画像も「読む」ということが必要ですが
血液検査データも然り。
これを読み間違えるととんでもない方向へ行ってしまいます。
今日聞いた中で、面白いというか情けないというか・・・
ある病院で営業したところ・・・
「出てきたデータから『○○という病気が考えられます』という風にはならないのか?
もしそういう機械が出たら買うよ」と言われたとか。
もしもそんな機械が出てきたら、獣医なんていらないじゃん、ということで大盛り上がりです。
数値を数値として「見る」だけじゃ検査の意味はありません。
臨床症状、全身状態と数値を照らし合わせてから「読む」必要があるんです。
いかに人工知能が発達しようとも、機械にそれができるとは到底思えません。
100歩譲ってそれができるようになったとしたら、獣医の間違いがボロボロ出てきて
実は困ったことになるんじゃないの?と思ったりします。
画像なら機械で異常の有無を確認することができるでしょうけれど
数値を読むのはやはり人間の頭です。
同じデータでも違う人間が読むと違う結果が出てくるなんてことは多々あります。
たまに他の病院からデータを送ってもらって「読む」ことがあります。
その際には私はその動物を見てないので、紙に書いてある臨床症状や年齢・性別を頭に入れてから
データを読みますが、その際には逆に「見ていない」ことで変な先入観をもちません。
だからこそ数値の異常が浮かびあがって見えてきます。
データを読む作業はとても楽しいのです。
機械なんかにやらせちゃもったいないです。
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