放置すると大変なことになるかも、です。
最初に経験したのは大学卒業してすぐの頃でした。
当時勤務していた病院で、たまたま院長が留守で一人で診療をしてた時に
初診で来たシーズーが「元気がない」と言う稟告で診察したわけです。
体幹の被毛は背中の部分で大きな塊となっており
一見して何も手入れがされていないのが丸わかりでした。
視診・聴診の後、検温しているときに毛玉の周りで何かが動いたのが見えました。
なんだろ?と漠然と思ってましたらまた何かが動いたので
毛玉を指で持ち上げてみると・・・・・
ウジがいました。
初めて見たので、まあ気持ち悪いこと。
飼い主さんにウジがいることを話してバリカンで剃毛してみると
何十匹という小さなウジが団子状になってました。
すべてをピンセットで取り除き、皮膚を見ると
見事なクレーターが出来ていました。
幸い体内への侵入はなかったのでこの症例は回復しました。
その後開業してから何度も診てきました。
皮膚でとどまっていたのもいましたが
中には腹腔内へ入り込んでいるものいました。
いずれもこの時期から初夏にかけての季節でした。
この時期になると毛玉を抱えている動物を見ると
ウジがいないか確認するようになりました、というお話です。
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