自宅での処置が困難な場合に入院処置・加療とします。
一番多いのは「食事をとれない状態」です。
何が理由にせよ食事が取れないということは投薬も出来ません。
薬の投薬が出来なければ注射や点滴が必要ですので入院を勧めます。
そうすると一番よく聞かれるのは「何日ぐらいかかりますか?」
正直に言えば「わかりません」となります。
現在の状態、どこがどの程度悪いのかによって治療に対する反応が変わってきます。
ただそういってしまうと身もふたもないので
多くの場合「3日間ください」と話します。
3日間でいい、と言うわけじゃありませんが
これまでの経験上、様々な疾患の治療・加療を行ってきた経験則です。
言い換えれば3日後には退院を目指す、と言うことなんですが
3日で「治る」と言うことを言ってるわけではなく
最低限の状態に、つまり自宅での継続治療が出来る状態に戻すこと
「自力で食事が取れる状態」にしよう、ということです。
食事が取れれば、後は飼い主さんにも頑張ってもらって
投薬を行う、ということが出来ます。
完治するまで、あるいは間隔をあけての通院が出来るようになるまでには
まだ時間が必要となりますが、まずは一段落と言うところへ持っていく、のが入院加療の目的です。
これまた経験上の話ですが
3日後に状態が改善しないという場合ももちろんあるわけで
その場合にはもう少し時間が必要と言う場合もありますが
多くの場合は残念な結果になります。
3という数字の不思議さを感じます。
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