岡本動物病院

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院長のブログ

体重変化

院長 / つぶやき / 2017.5.18 23:12

ふと思うに、すべての疾患の入り口かな、と。

3月に東京であったセミナーでは
高齢猫が食欲不振となる場合に考えるべき疾患が3つあるということを聞いてきました。
確かにその通りだな、と思うとともに犬でも一緒だな、とも。
ただ、犬ではもう1つ考えなければならない疾患がありますが
それについては私の知る限りどこの専門家も口にはしてないようです。

体重が減る疾患として、一般には「癌」が思い浮かぶかもしれません。
しかしそれは抗がん剤治療を行って長く時間が経っている場合です。
何ら処置を施していなければどんどん進行しますから
気付かなければ体重が減る間もなく命を落とすでしょう。

体重が適正かどうかは単に数字だけ見るのではなく
あくまでも「体格」を見なければなりません。
それには実際に体を触ってみないとわからないです。
筋肉の付き具合や脂肪のノリ具合など指先で確認します。
だから体を触らずに数字だけで太っているだの痩せているだの口にするのはダメですね。

最近はペットの寿命が延びているというニュースをよく見ます。
これは獣医学が寄与する部分もあるでしょうが
多くは食生活の変化でしょう。
質のよいフードが簡単に入手できるからですね。
しかし相変わらず粗悪品も堂々と販売されていますけど
ここの見極めが出来るかどうかってのは大事ですね。
その結果、寿命が長くなるというよりも病気になりにくい体を作ることができる
そしてそのためには適正な体重よりやや多めにある方がいいんです。
つまり体に「余裕」を持たせることがいいんだ、と言うことです。

最近ではペットの領域でもストレス性反応や疾患の報告が多くなりました。
これも現代病ということなんでしょう。
ストレスフリーが理想ですので、動物にとってストレスとなるものは出来るだけ排除しましょう。
ただ何がストレスになっているかを見極めないと大きな間違いとなるかもしれません。
その見極めには「客観的視点」が必要だと思います。
第三者の意見も必要なんじゃないでしょうか。
間違いを指摘するというんじゃなく、改善点を指摘するということです。
ただし聞く相手を間違えてはダメですよ。
都合のいいことばかりを聞くのではなく
耳が痛いということの方に正しい回答があることが多いですから
まずは素直に聞いてみてください。
なぜなら言う方、聞く方とも目的は同じですからね。

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