動物園や水族館の存在意味ってやつです。
ある動物園が死亡したキリンの内臓からビニール袋が出たことを掲示しているというニュースを受けて
いろんな意見がネット上で湧き上がっているのをみました。
それらを見ていると、どうも動物園が何のためにあるのか、を知らない人が多いなぁと感じました。
一般の方が思っているように、珍しい動物を見る、あるいは触れるなどして教育するという面もあるでしょう。
しかし実は、というかこちらが一番大事なものだと思いますが
それは繁殖すること、要は種の保存です。
珍しい動物と言うのは国内にはいないものも含めますが
世界的にみても珍しいものも含みます。
テレビや図鑑でしか見たことないものもあるでしょうが
昔はたくさんいたけれど今は数が減ってしまったというものも「珍しい動物」と言うことです。
それらの種を絶やさないことは、そもそも数が減ってしまった原因が人間にあるわけですから
人間が責任を持って絶滅から救うということをしているのも動物園なんですね。
例えばパンダ。
これは絶滅危惧種なんです。
元々は空想上の動物とされていたのが実はホントにいたというので大きな話題になりました。
あの白黒パンダが見つかるまでは、パンダと言えばレッサーパンダの事だったんですから。
そ珍獣は繁殖のむずかしさと珍しさゆえの乱獲もあったんでしょう。
あっという間に数が減少しているわけです。
それを中国のみならず世界中の動物園で飼育するとともに
繁殖を試みているわけです。
ただそれらには当然資金が必要ですから、動物園は入園料を徴収して
飼育費用に充てるというのは別に問題ないことだと思いますよ。
水族館でも同じです。
本県にはシロイルカがいますが、こちらも数が減少している種類です。
それゆえ施設では積極的に繁殖を試みて、今は子供も生まれていますね。
展示するという面もありますが、重大な任務である種の保存というものがあるんだよ、ということを
もっと多くの人に知ってほしいですね。
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