換毛期になり、これで調子が悪くなることが多くなります。
特に気を付けたいのは猫の方で
グルーミングの際、毛を呑み込んでこれが胃内にとどまれば
そのうち吐き出しますが、腸へ流れると便通障害が出ることがあります。
年齢で言うと1歳未満の子猫と高齢猫で多くなりますね。
子猫の場合、消化管運動機能がまだ未熟であること
高齢猫の場合、慢性腎臓病など基本的に脱水傾向があることが多く
脱水によって消化管運動機能が低下していること
これらがベースにあると・・・
要するに便秘になりがちなんです。
排便がスムーズにいかないことでトイレに入る回数が多くなり
その都度いきむことで、嘔吐が起こってしまいます。
パッと見は「おしっこが出ないんじゃないか」と思いがちですが
実は便が出ないということです。
これをどう見分けるかと言うと
排尿障害であれば、何度もいきむことで出血が見られます。
完全に尿路閉塞があれば嘔吐が頻繁に起こりますし
まず食欲が完全になくなりますが
便秘の場合には比較的食欲は維持されているか
多少減ったかなと言う程度です。
もちろん便秘ですからおしっこには異常がありません。
予防するには、昔からブラッシングを励行する、とは言いますが
毎日ブラッシングをしても追いつかないですね。
でもしないよりはしておいた方が呑み込む量が少なくなる分
リスクが少なくなるのは事実です。
とはいえ、毎日毎日ブラッシングは面倒ですねぇ。
究極にはバリカンで丸坊主なんですが・・・
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