院長 / つぶやき / 2017.5.25 23:04

忖度がどうのこうのと賑やかしいですが。

テレビを見ていたら、地元の建設反対者と言う方のコメントの中で
「学生が集まるかどうかわからない。もしも集まらなかったら大学としての経営が成り立たなくなるかもしれない」
とありましたが、これについては不同意ですよ。
獣医科大学の受験倍率を見てみればわかります。
そして浪人生がどれほどいるかも見て欲しいですね。
定員が160名とのことですが、私立大学は現在5校しかありませんから
大抵は併願します。
それで倍率は、私が受験したころで約30倍です。
これって相当狭き門でしょう。
浪人の比率はというと、私の同期生のうち現役合格は
３〜４０％程度だったと思います。
一番多かったのは一浪でしたね。

と言うことで多分学生は集まります。
ただ、問題は先生が集まるかな？ですね。

これまたテレビを見ていたら、某国会議員が
「教員免許を持つ教員を集めるのが大変なんです」
としたり顔で話してましたが、これには笑っちゃいました。

大学の先生は「教員」ではないですよ。
だから教員免許なんて持ってないですよぉ〜って教えるまでもなく
その国会議員の方も大学出でしたから知ってると思いましたが
知らなかったんでしょうか。
それとも私がモノを知らないだけなんでしょうか。
知り合いの高名な獣医師の方で大学の教授をされている方を知ってますが
この方が教員免許を持っているなんて聞いてないですけどね。

大学設立の経緯などの事には全く興味がないですし
獣医師会が設立反対していることも興味がないです。
でも、かつての受験生の経験から言えば
大学の数が増えれば、特に私立専願の人からすれば
選択肢が増えることは喜ばしいことです。
もしも今受験生の立場なら

「やった〜　四国なら近いし」ぐらいに思いますね。

どこぞの小学校のような、変な問題がないようなので
このまま工事は進み受験生を受け入れる体制は結局は整うことでしょう。
個人的には教授をはじめとして70人以上が必要とされている先生方を
集める方が大変だろうなぁ、と思ってますが。

| comments (0) |