院長 / ニュースレター / 2011.4.11 21:06
当院で実施している混合ワクチン接種について
犬の場合、当院で使用しているのは2種・5種・7種・8種の4種類です。
猫の場合、3種・5種の2種類です。
生後3ヶ月未満の子犬・子猫の場合は、体の免疫機能が万全ではありませんので
1ヶ月間隔をおいての2回接種を行っています。
生後3ヶ月以上の場合は、年1回接種を行っています。
数年前に米国のおいて犬は3年に1回、猫は7年に1回の追加接種でよいという報告がありました。
しかし、これでパルボウイルスに感染した犬を診察したことがあります。
よって当院では能書通り、1年に1回の追加接種をお勧めしています。
ここからは個人的な意見です。
犬の伝染病は現在激減しています。
少なくとも当院での診察事例はここ数年ありません。
今から20年前に市内でジステンパーの大量感染がありました。
私が開業する数ヶ月前の出来事でした。
開業してしばらくはジステンパーの井野を診る事が多々ありました。
その後はパル後ウイルス感染症の犬を散発的に診る事がありました。
さらに時間が経過するとコロナウイルス感染症の犬を見ることがありました。
ここ数年はそれらを診ることすらありません。
伝染病が撲滅されたとは思いませんが、発症例が少なくなっていることは確かでしょう。
猫に関しては、犬の場合と異なり現在でも診察する機会は多くあります。
また、以前とまったく変わらないと思うのは猫エイズとウイルス性白血病です。
犬と猫で何故これだけ違うのか、というとその飼育形態にあると思います。
犬の放し飼いは以前に比べると激減しました。
これは小型犬がふえて、室内飼育が多くなったためだろうと思います。
しかし、猫に関してはいまだに屋外に出す、ということが少なくありません。
当院では猫の完全室内飼育を飼い主さんに推奨しています。
それを実施することで、犬の場合と同じく伝染病に感染するリスクが減らせるものと思っています。
ワクチン接種も正しい予防方法ですが、完全室内飼育の方がもっと確実ではないか、と思っています。
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