初めて診ましたね
長らく胆嚢疾患を診てきました。
初期の段階で診つけた場合は内科治療を行いますけど
結局、内科的には抑えることが出来ず病態は進行します。
そうなると最終的には手術を考えることになります。
粘液嚢腫になっている場合は
内科治療を施してもせいぜい2年程度しか
良い状態を保つことが出来ません。
胆石の場合、すぐに手術を計画する必要があります。
粘液嚢腫でもそうですけど胆石は胆嚢を破る可能性が高いので
そうなる前に摘出をしないと腹膜炎を起こしかねません。
しかし今回初めての経験をしました。
1年以上前に胆嚢炎と診断し、食事指導を行いました。
投薬やサプリメントは使用せず、です。
半年後、予想通り粘液嚢腫となっていました。
『さて 手術はどうしようかな』と考えていましたが
さらに半年後、エコー検査をしてみると
胆嚢内の胆泥、粘液は完全に消失していました。
胆泥だけならまだしも
あの粘液嚢腫が消えるか?
さらに全く薬もサプリメントも使わず
つまり治療なんて何もしていないのに・・・
これは先日行ってきた隠岐の島でのことです。
なぜ治ってしまったのか?
治ってしまった、と言うのは変ですね。
でも治ったんです。
いうなれば「完治」です。
どうしてこうなるんだろう?
色んなことを考えてみました。
結局、答えはこれかなぁと思いますが
「ストレスのない生活」
これしか考えられないんです。
どんな薬も治療も
これには勝てないんですね。
穏やかな時間の流れの中で
日々過ごすこと
これが一番大事なことなんですけど
なかなか難しいことでもありますね。
なんだか摘ままれた気分もしましたけど
いい気分になったのもこれまた事実です。
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