院長 / つぶやき / 2018.3.2 21:46

個人的には全く関係ない話です。

昭和の古い教えでは
「いったん始めたことは最後までやりぬく」
これが美徳とされてましたのでそう教えられました。
家でも学校でも。
それゆえ個人的にはそれが正しいことであり
途中で放り投げるのは根性なしと思ってました。
しかし時代は流れて常識と言うやつがちょっとずつ変わってきます。

仕事関係者でも転職を経験している人がたくさんいるのに
最初は驚きましたし、全員根性なしと思ってました。
しかしあまりに多いので「あれ？ちょっと違うのか」と思うようになりました。

獣医の世界でも転職する人はいます。
公務員や大動物獣医が小動物へ転職するパターンが多いんです。
逆に小動物から大動物へ転職するものは多分いないです。
つまり小動物臨床の世界に入ってくると出口が他にはないんですね。

考えてみると文系と理系とでは全く状況が異なるようで
これは言い換えれば「つぶしが効くかどうか」という事のような気がします。
そう考えると文系の方が職業選択肢が多くてうらやましく思ったりもします。

また学校を卒業して就職する際には
自分のやりたいことを選ぶのが第一なんでしょうが
現実はなかなか思うように行かず
最終的には「なんでもいいからとりあえず就職しなければ」と
心境の変化もあるかもしれませんね。
そうだとすると就職して数年経つといろんな経験を積んで
スキルも上がってくるでしょうし知識も増えてくるでしょう。
それを踏まえて「新たな選択」をしたくなるのも
当然のことかもしれません。

職を転々とするというのはちょっとどうかなと思いますが
思い切って転職するというのは、今思うと「あり」なんじゃないかと思うようになりました。

先ほど仕事がらみの方々の事を書きましたが
実際に他の職種（全く関係のない職業）からの転職組を見ていると
皆頑張って仕事してますもんね。

昔から変わらないこともありますし、それを守るのは大事なことだと思いますが
変えてもいいことや変わった方がいいこともあるんだなと思うようになっています。

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