先日のセミナーで学んできました。
用語の使い分けがなかなか難しいんです。
口の中の病気については大きく分けて3つです。
程度の軽い順に
歯周炎、歯肉炎そして口内炎。
パッと見てこれらを見極めないといけません。
それは治療方法が違ってくるからです。
この3つの中で口内炎については
以前の定義と最近の定義が若干変わってきているという事でした。
なるほどねぇと思いつつも、この齢になると新しいことをインプットするのが難しくなってきます。
昔おぼえたことを上書きしなければなりませんが
どうしてもごちゃ混ぜになってしまいます。
診断名については若干違っていても
治療法を間違えるのはご法度です。
現在「口内炎」で入院治療中の猫がいます。
まさに典型的な症状があったので容易に診断がつきました。
そして治療を施して、すぐに状態は良くなってきました。
診断が違えば(名称の勘違いではなく)治療方法が違ってきます。
治療方法が違えば治るものも治らなくなってしまうかもしれません。
これはダメですね。
猫の口内炎については内科治療だけでは完治させるのは難しく
とは言え外科的処置を施しても100%とはいきません。
出来るのであれば口内炎に行くまでに処置をしておく必要があります。
そのためには定期的に口の中を診る、つまり診察する必要があります。
口内炎の事例は大抵は初診の症例です。
いわゆる当院の常連さんではこういうことはありません。
それは口の中を診るように心がけていますから。
高齢犬猫が多いですから、犬も猫も口の中を診るというのは必要なんです。
後は、これが案外簡単ではないんですが、飼い主さんの説得です。
口の中の治療についてはどうしてかなかなか同意が得られないことが多いんです。
今後の予防と言う点ではどうしても必要なことなので
その点をしっかり説明していきたいところです。
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