岡本動物病院

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院長のブログ

まあ こんな日もあります。

院長 / つぶやき / 2021.6.8 11:08

胆嚢炎が4件ありました。

まずは元々胆嚢炎のある猫で
内科治療を行っておりその成果を見るために
検査をしましたが、結果は残念ながら「効果なし」
それどころか投薬前よりも悪化していました。
今更ながら内科治療の無効ぶりにがっかりしました。

次は狂犬病予防に来院した犬で
こちらは1年に1回しか顔を見ません。
体重が昨年より減少しており
飼主さんに聞いてみたところ
食事むらがあり草を食べることも増えてきており
胆汁嘔吐も見られるようになっているとのこと。
昨年はそんなことは無かったんですけどもね。
と言うことでまずはエコーで確認してみましたら
初期の胆嚢粘液嚢腫でした。
すぐに手術になるかどうかは再度詳しく検査をしてから決定することにしました。

その次は甲状腺ホルモン疾患と胆嚢炎の併発事例で
その際の臨床症状がどちらが原因かを判別するために
ホルモン治療を優先して行ってみたところ
最初の1週間は症状が治まっていたものの
次週からは症状が再発、というかもっと悪くなったとのこと。
ホルモン検査をしてみるとこちらは良好な値でしたが
胆嚢のほうはと言うと悪化が見られました。
と言うことは少なくとも現在の症状については
胆嚢炎が絡んでいると考えるべきと思われました。

最後はまだ若い猫ですが
数日前から嘔吐が頻発するようになり
食欲も一気に低下したと言うことで来院。
諸検査の結果、胆嚢炎でしかも胆管の重度な拡張を伴っており
こりゃ痛いわな、と言う状態でした。

1日で胆嚢の検査を4件行うなんてのも初めてですが
これまた今更ながら、こんなに多いんですよと再認識です。

特に最後の症例などは
胃腸炎ですね、で片付けられがちな症例ですが
胃腸炎ではないです。
きちんと検査をすれば原因ははっきりわかる事例です。

適当なこと言ってちゃだめですね。

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