岡本動物病院

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院長のブログ

院長 / つぶやき / 2022.2.14 17:31

体に出来る石のことです。

まずは「歯石」。
これは皆出来ます。
歯磨きを徹底して励行している場合を除いて。
ただ歯磨きを徹底して出来る人ってそうそういないと思われます。
私も自分ちの犬猫に歯磨きなんて
まずもってやろうと思ったことすらありません。
なので、ある程度溜まってきたら
特に歯茎の腫れや臭いが強くなってきたら
歯石除去を行います。
歯周病菌による感染、波及がある場合には
歯の処置は特に重要案件です。

次に「胆石」。
これは胆嚢炎の症例の、そうですねぇ
どれぐらいの割合かと言うと10%あるかないかぐらいでしょうか。
ただ厄介です。
一応当院では胆石が見つかったら「即手術」と考えています。
放置しておいても胆嚢破裂のリスクが高くなるだけで
実際胆嚢破裂の症例ではほとんどが胆石が原因となっていますので
胆嚢が破れるかもしれない、破れる前に手術しようというのは
必然かと思います。

そして「尿路結石」。
ほとんどは膀胱結石ですが、たまに尿管結石もあります。
いずれも治療法としては手術となりますが
尿管結石は膀胱結石に比べて手術が難しくなります。
尿管結石の疑いがある場合には尿路造影検査を先に行う必要がありまして
造影剤が止まるところに結石があるはずなので
それからエコーでも尿管を追って確認します。
エコーでも綺麗に見えます。
膀胱結石もほとんどのものはレントゲンで見えますが
まれにレントゲンに映らない組成のものがあります。
今現在知られている結石はすべて経験しました。
コンプリートです。

色んな石がありますがどれをとっても邪魔物です。
体には必要ありません。
当たり前ですけど。

厄介なのはこれらの石をすべて持っている症例がたまにいます。
さてどこから手を付けるべきか、悩みますね。
それぞれの対処は特に難しくはないんですが
さすがに一度には処置できません。
優先順位をつけて順番に行う事になりますが
費用もかかりますねぇ。
ここが一番大変なところでしょうね。

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