予備試験から始まり本試験へ
合格すれば晴れて国家資格保有者となります。
動物看護師の国家資格は30年以上の年月をかけてのプロジェクト、です(多分)。
動物に関する資格は色々あるようですが
国家資格と言うのはごくわずかでして
獣医師、家畜人工受精師ぐらいだったと思います。
その他は民間資格という区分になります。
そんな中、動物看護師(愛玩動物看護師ともいうらしいです)が
このたび国家資格となるわけですが
こうなると色々な変化が起こるだろうなぁと漠然とながら思います。
まず呼び名が変わります。
これまでは動物看護師は動物病院勤務なら誰でも名乗れましたが
本年11月以降資格を持っていない人はこの名称は名乗れなくなりました。
もしも名乗ったら・・・
罰金だか反則金だか忘れましたが30万円だそうです。
現時点でまだ試験が終わっていませんので
動物看護師を名乗れる人は誰もいない、となります。
もちろん試験に合格すれば堂々と「動物看護師」と言えますね。
病院のHPなど修正しないといけませんから
結構面倒です。
また将来動物病院で働きたいと考えている高校生以下の人は
進路について熟考が必要になるでしょうね。
専門学校はたくさんありますけど、そこを出ただけではダメですし
大学もありますからどちらに進んだほうが試験に有利か、となるでしょうね。
試験の結果を見ないと分かりませんけど
学校によって合格率に差が出るでしょうから
確実に資格を取得したいのなら合格率の高いところへ進学するほうがいいでしょうし
当然ですけどしっかり勉強できる環境でないとダメでしょうね。
そうなると大学へ進学したほうがいいんじゃないかなぁとは思いますが
専門学校がどれほど対策をとってくれるか、にもよりますね。
そして受け入れる側の動物病院も有資格者と無資格者いずれでも
採用は出来ますけど、当然のことですが給与待遇に差が出てくるでしょう。
ここのところ非常に重要だと思います。
これは求人するほうされるほう共々の問題になるような気がします。
先日行われた予備試験の問題をちらと見せてもらったんです。
どんなレベルの問題が出るのかな、とどきどきしてました。
見たのは1問だけですが、これがなかなかレベルが高い。
普段の仕事のレベルというか、勤務している病院のレベルが問われるような問題でした。
そこの病院の獣医が普段どんな感じで診察しているか、
それを横で見ている人間がどんな知識を持てるのか、と言う感じでしたね。
ちなみに当院のスタッフは簡単に正解をだしてました(笑)。
近々その試験問題全てを見る予定なので
ちょっと本気で見てみようと思います。
まさか合格ラインを越せないと言うことはないと思いますが
満点をとれるかどうか、自信ないですけど(笑)。
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